「宇田川源流」【日本万歳!】 オリンピックがパリであっても、訪日客は過去最高
「宇田川源流」【日本万歳!】 オリンピックがパリであっても、訪日客は過去最高
当然に、日本人のすばらしさというのは、記事になっているのは一人のヒーローや際立った特別な人かもしれないがその中にある「日本人の国民性」は、当然にすべての日本人が持っているものである。言い方は悪いが、日本にいながら、または日本に生まれ育っていてっも、または日本人であっても海外で生まれて日本で育っていない状態などで、または、日本の特定の思想に染まってしまい、日本はよくないなどといって日本人を官z念い捨ててしまい、自分の生まれなどもすべて否定してしまう人においては、そのような「日本人の国民性」がなかったり、あるいは、日本人の国民性を持っていてもそれを発揮できないような状態になっている人は少なくないのではないか。逆に、外国人であっても「日本を好きで日本人の国民性を保有している人」というのは存在するわけであり、日本人にょりも日本人的な人などを見かけることは少なくない。ある意味で、「その国民性というような性質」を共有することが、日本人にとっては重要なのではないか。
そして、その日本人の国民性を日本人は、基本的には、よほどの日本を嫌いで日本を否定してしまっている人以外は、そして日本を破壊しようとしている人以外はすべて、日本人の国民性を有している。そして、日本人の生み出す作品やキャラクターには、その日本人の国民性が色濃く出ているのではないか。平和を愛し、そして常に前向きで、そして多くの人に気を使い、そして礼儀正しく勤勉で、そして社会のため、多くの人のために利他的な行動をとる日本人の素晴らしさ、誰かのためになるからと見えないところでも努力を怠らない日本人のすばらしさは、どの世界からも日本人が称賛されるものではないか。
さて日本人が称賛されるものの一つの中に「おもてなしの心」がある。東京オリンピック誘致で、滝川クリステル女史(当時は独身であった)が「お・も・て・な・し」と話したことは、まだ記憶があるのだが、すでに古い話になってしまっている。しかし、その演説は古くなっていても、実は「おもてなし」は日本古来の文化なのである。
訪日客 最速で2000万人突破
政府観光局は、今年、日本を訪れた観光客数が過去最速で2000万人を超えたと発表しました。また、2か月連続で1か月あたりの訪日観光客数が過去最高となりました。
政府観光局によりますと、7月に日本を訪れた外国人旅行者の数は329万2500人で、前の年の同じ月と比べて41.9%増えました。313万人を記録した6月に続き、2か月連続で1か月あたりの過去最高の訪日観光客数を記録しました。
今年に入ってからの訪日観光客数の累計は2106万人と、過去最速で2000万人を突破したということです。
国・地域別の訪日客数では、2022年10月に新型コロナウイルスの水際対策を大幅に緩和して以降初めて、中国人が77万人で1位となりました。
中国から日本への直行便の増加や、那覇港や博多港へのクルーズ船の寄港、夏休みシーズンだったことなどが増加の要因だということです。
2024年08月21日 17時25分TBS NEWS DIG
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12198-3311157/
そもそも「おもてなし」とは「持て成す」という「接待する」ということに丁寧語の「お」を着けた言葉である。「持て」→ (何かを)手にして/持って、(何かを)使って、という意味であり「成し」→物事を確実に行う、成し遂げる、ということになる。ここでの、
「何かを使って」とは何を使うのか・働かせるのかということが問題になる。それは「心」であるということになる。その為に「心づくしのもてなし」などという言葉が出てくるのはこのためであろう。相手のことを大切に想い、心を働かせて、物事を成し遂げることを持て成しということになるのである。つまり「相手への敬意を持ち、心を働かせて、精一杯手を尽くすこと」これを「おもてなし」ということばになる。
ではなぜ、「相手に敬意を持ち、心を働かせて精いっぱい相手に尽くす」のか。これには諸説あるが、私は日本人の国民性ということを考えてみたい。日本人の場合は「外から来た人」にたいして「マレビト」というようにそれを尊ぶというような文化がある。日本に来る観光客の中には、日本に迷惑をかけるような人も少なくないし、ある特定の国は、日本にタカリに来ているというような感覚もある。しかし、民族学者の折口信夫によれば、まれびと、マレビト(稀人・客人)は、時を定めて他界から来訪する霊的もしくは神の本質的存在を定義する折口学の用語。折口信夫の思想体系を考える上でもっとも重要な鍵概念の一つであり、日本人の信仰・他界観念を探るための手がかりとして民俗学上重視される。基本的には外から「神」(今日では疫病神も含むのかもしれない)がきて、その来訪神に嫌な思いをさせない事が「神に障りがない」ということになる。そのことが平和であるという事にもなるしまた、日本の文化を守ることにもなるということになるのだ。
日本のこのような考え方は「外の世界から来たものを珍重し、また、井の中の蛙大海を知らずとならないような日本の謙虚さ」を示している。そのことが「おもてなし」を成立させる。まさに「成す」は「相手に無いかを動かす」のではなく「自分自身がそのことによって成長する」ということになる。単純に金のため、または、仕事だからということがおもてなしではないのである。
そのようなことを考えれば現在外国人の来訪者が来ていることは、納得できる。実際に今年の夏は、本来パリでオリンピックがあり、多くの人がヨーロッパに行っていておかしくないはずなのであるが、そのような中でも、日本に来る訪日客が過去最高になるというのは、日本人のすばらしさ、おもてなしの良さが、徐々に世界に伝わってきていると言ことではないのか。
まさに、日本人の「心づくし」という言葉とその内容は、訪日客である外国人にもしっかりと伝わっている。訪日客の中に、リピーターが多いのも日本の特徴なのではないか。
まさに日本のすばらしさは、一人一人のホスピタリティであり、それが日本のすばらしさを構成しているということなのではないか。
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