「宇田川源流」 ウクライナ軍ロシア領侵攻~ロシアウクライナ侵攻新しい局面へ
「宇田川源流」 ウクライナ軍ロシア領侵攻~ロシアウクライナ侵攻新しい局面へ
ロシアのウクライナ侵攻をあまりブログでは書いていなかった。実際に、毎日のように変わっている状況では、ブログに何かを書いたところで、その次の日には全く状況が変わってしまうということも十分にありうる。戦争というのは(ロシアは戦争ではなく軍事作戦であるというようなことを主張しまた、国際法的にも双方ともに宣戦布告もしていない)一つの戦いで局面が大きく変わってしまう。これはサッカーや野球も同じであるが、勝負事というのは「流れ」があり、その流れが変わってしまうとなかなか変わらないということになるのである。これは、ロシアの夜ウクライナ侵攻いうという軍事作戦でも同じだ。
では、その軍事的な流れを復習してみよう。
第一期…ロシアのクリアな侵攻初期
宣戦布告もせずにキーウ付近まで侵攻を氏、ウクライナ全土をロシアが占領することを企画していた。ウクライナは、防衛よりも住民の避難が先になってしまい、そのままになっていた。
第二期…ウクライナ国内において抵抗軍が組織され、徐々にロシアを押し返す。その間にロシア軍も攻撃の手を緩めていない。サボリージャ原発やマリウポリの製鉄所跡地の籠城戦などがこの時期に当たる。なおこの時期にクリミア半島の巡洋艦モスクワが撃沈される
第三期…2023年5月くらいよりウクライナが反抗を行う。ただしこの反抗はウクライナの発表によるとそこまでの降嫁はなく失敗に終わっている。しかし、ロシア側もこの戦いによって大きく消耗し、そのことによってロシアも徐々に追いつめられる。ドローンによる攻撃によって追われる。
今まではこのような状況であった。長期間停滞状態が続いていた。そのような中8月になって戦闘機F-16がウクライナに届あっれた。もちろんパイロットの研修も終わらせているということになっている。このことからロシア軍はウクライナ国内(旧国境内)の軍を増強した。もちろん、新兵ばかりなので犠牲が大きい。
そのような中、ウクライナは手薄になったとしあ西武クスルク地方に侵攻したのである。
ロシア領侵入、ウクライナ軍上層部が賭けに出た理由
(CNN)ウクライナに必要なのは勝利であって、ギャンブルではなかった。
乏しい軍事資源をロシアへの越境攻撃に大量投入するというウクライナの決断(ニュースの見出しを狙ったものだが、これまでのところ戦略上の目的は不明だ)は、ウクライナにとって窮余の策とも、国民を鼓舞する動きとも取れる。おそらく、この戦争の新たな局面を予告しているのだろう。
ウクライナによるロシア侵入が何か目新しい現象だからではない。越境攻撃はここ1年あまり、ウクライナのために戦うロシア人によって主に行われてきた。彼らがウクライナの軍事支援を受けているのは明らかだったが、正式な公の役割ではなかった。
今回の出来事が新しく感じられるのは、ウクライナの正規軍がロシアへ攻撃を仕掛けたからであり、ここ1年半の間、あまりに動きが遅く保守的との批判を受けていたウクライナ軍上層部が珍しく賭けに出たからだ。
ウクライナは6日、貴重な資源と新たな兵員を動員して、ロシア領の奥深くへ投入した。すぐに二つの効果が現れた。ロシアの失態とウクライナの前進を報じる見出し、そしてロシア軍は国境強化のために兵力を分散する必要があると説く見出しだ。ウクライナにとって不利なニュースが何週間も続き、ロシア軍がポクロフスクやスラビャンスクといったウクライナ軍の拠点へじりじり前進していることが報じられた後、今度はロシアが最も重要な前線、すなわち自国国境を強化する対応に迫られている。
ただ、ウクライナは7日の時点ではロシアのプーチン大統領の言う「重大な挑発」について何も述べていなかったが、ウクライナの一部の観測筋からは、今回のギャンブルが果たして賢明なのか公然と問う声が上がった。
ここにはより大きな戦略が絡んでいる可能性がある。ウクライナが少なくとも一部を制圧したスジャには国境地帯のロシアのガス施設が隣接しており、ロシアからウクライナ経由で欧州へ向かうガスの供給に重要な役割を果たしている。この取り決めは1月には終わると言われており、2022年の全面侵攻開始以降、ウクライナの怒りの種となってきたロシアの資金源を断つ狙いなのかもしれない。
とはいえ、今回の侵入のより大きな重要性が明らかになるまでは、ウクライナ軍トップのシルスキー司令官の戦略目標に大きな疑問符が残る。シルスキー氏の指揮下では最近、分断が露呈した。若い世代の部下から、ロシアが兵力で優位に立つ前線の消耗戦で甚大な死傷者を出すつもりなのかと問う声が上がったのだ。
これはソ連時代の考え方であり、シルスキー氏はこの時代の人だ。ただ、死亡したり手足を失ったりして帰国しているのは、力任せの根性論よりも巧妙さや知略を重んじる若い世代が多い。
ウクライナはかねて、ロシアの経済や戦争機構に長期的打撃を与えるため、(しばしば欧米の支援によるとみられる手段で)ロシアの国内インフラに狙いを定め、滑走路や海軍基地、石油施設を破壊してきた。だが、今回は様相が異なる。ウクライナの補給線がより圧迫され、目標追求が確実により難しくなる敵の領土内に、大規模な地上兵力を送り込んだのだ。
今回の侵入は欧米の兵器がようやく到着し、ウクライナの戦いに具体的な恩恵が現れ始めるタイミングで行われた。
F16戦闘機は前線に投入されて間もないが、今後数カ月でロシアの圧倒的な制空権を弱体化できる可能性がある。これにより、ウクライナの前線の兵士を襲う滑空弾は減り、ウクライナの都市部を恐怖に陥れるミサイルも減少するかもしれない。一部の証言によると、弾薬は依然としてウクライナの課題になっているが、最終的には間違いなく欧米の供与で不足が解消するだろう。
それでは、なぜ今このようなリスクの高い動きに出たのか。ゼレンスキー大統領にとって好都合な当座のニュースサイクルの先に目を向ければ、他の目的が見えてくる。この戦争で初めて、協議の観測が出ているのだ。ウクライナや支援国が開催する次回の和平会合には、ロシアも招待される可能性がある。交渉に賛成するウクライナ人は少数派だが、その割合はわずかに増えている。米国でのトランプ政権誕生の可能性もウクライナ政府に重くのしかかる。
米国のハリス副大統領はバイデン大統領と同様、ウクライナを巡り断固たる姿勢を貫くかもしれない。ただ、西側の外交政策が気まぐれで、簡単に息切れするものだということは覚えておくべきだろう。北大西洋条約機構(NATO)の根強いウクライナ支援は例外だ。戦争が4年目に向かう中、今後は終戦の仕方を問う声が強まるだろう。
ロシアから占領地を奪還する現実的な見通しがないままウクライナ軍が戦い、死んでいくことに、本当にメリットがあるのだろうか。ロシアは果たして、数百メートル前進するごとに数千人を失うような前進を無限に続け、自国の軍事力がウクライナの長距離攻撃によって徐々にむしばまれるのを望んでいるのだろうか。
交渉による解決の見通しが以前ほど遠くなくなる中、両国は協議の席に着く前に少しでも戦況を改善させようと、躍起になるとみられる。ウクライナによるクルスク州侵入の動機がそこにあるのか、単に敵の手薄な場所に損害を与えるためなのかは分からない。
ただ、ウクライナの限られた資源を投じた異例の大ギャンブルであることは間違いなく、今後さらに大きな変化が待ち受けているというウクライナ側の見方を告げている可能性もある。
本稿はCNNのニック・ペイトン・ウォルシュ記者の分析記事です。
2024年8月12日 15時0分 CNN.co.jp
https://news.livedoor.com/article/detail/26976073/
要するに「ウクライナのロシア侵攻」が「第四期」ということができる。
この理由は二つある。一つは、日本でも話題になった「敵基地攻撃能力」である。まさにロシア国内の基地を破壊しなければ、ロシアのウクライナ侵攻はなくならない。戦争を終わらせるためには、当然に、ロシアの基地を破壊し武器が出ないようにするということではないか。戦う根拠地がなければ戦うことができない。
第二に、「ロシアの政情不安を企画する」ということになる。まさに、ロシアは自分たちの国は責められることがないというように思っていたのであり、彼らの不満は、基本g系に「遠い戦場に言ってしっ待った若者が戻ってこない」ということになる。若者が戻ってこないということは、労働人口が少なくなるということを意味しているので、当然に、ロシア国内の生産性は下がっており、また経済的にも悪化している。その状態の中で「街やインフラの破壊」「戦場の危機」「生産根拠の喪失」ということは、若者自体がいないということなのであるから、復興復旧もままならないということになってくるのではないか。その様になってくれば、ロシア国内では「自分たちも戦争に巻き込まれるかもしれない」というような恐怖感と、より一層の経済的な悪化、そして防衛用の戦力である労働人口の徴兵というように、問題が大きくなってくる。当然に戦争を始めたプーチンの政権に対する不満が醸成されることになる。
そして第三に、「和平交渉の有利」ということになる。アメリカ大統領選挙でトランプ大統領は「自分が大統領になったら、現状で戦線を固定しそのまま和平交渉をさせる」ということを行っていた。少なくともそのまま停戦交渉をするということになる。その場合、ウクライナは攻め込まれただけで終わっているということになり領土の喪失が確定してしまう。そのような状況であるならば、ロシアの国内に占領をしておいて領土交換の形をした方が良いということになるのであろう。
そして第四に「バイデン大統領の大統領選挙不出馬」である。単純に言えば、ロシアへの越境攻撃を禁止していたのはバイデン大統領である。その人が権力の座から撤退するのであれば、足かせが亡くなったようなものである。逆に言えば、戦争の第三期以降は「越境攻撃がない」というハンデ戦を続けてきながらロシアは精彩を欠いた戦争しかできてないということになるのである。
このようなことから、ウクライナは「最も手薄」でありン青活「モスクワに近づく」事でロシアに圧力をかけた、クスルク空であれば、中距離ミサイルでモスクワを攻撃できるし、短距離ドローンでサンクトペテルブルグを小激できるのである。
この内容で第四期がどのようになるのか。戦争に関して素人しかいない日本は、黙ってみているだけしかないのかもしれない。
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