「宇田川源流」 イスラム教徒は非常にヨーロッパで嫌われているという事実の結果

「宇田川源流」 イスラム教徒は非常にヨーロッパで嫌われているという事実の結果


 旧Twitterである「X」で、イギリスにおけるイスラム教徒の暴動という動画が複数上がっていた。日本の投稿内容に関して言えば、基本的には埼玉県川口市のクルド人などの話を引き合いに出し、日本に移民特にイスラム教の移民は必要がないということを問題にしているようであった。もちろん、そのような移民問題に関しては、政治的な思惑もあるようで、現在の岸田首相が「移民は日本の宝」などということを主張して、移民の流入を政策として掲げているので、岸田首相を批判するちうような政治的なものもあるしまた、一方で、移民を排斥するというような考え位の人もいる。私のように小説を書き、その幕末の話をしている人の間では「攘夷」なんていう話になるのであるが、まさに攘夷主義者が現代の世の中にもいるのであり、そのような考え方をしている人は少なくない。特に日本は島国であり、世界でも珍しい「陸上国境」のない国は存在しない。そのために、不法移民は少ない。

しかし、その不法移民がいることも事実である。学生ビザや、何かほかのビザで入国し、そのまま日本にいて「労働者」として残るということになる。それどころか、ボートなどで違法に入ってきて、そのままい付いてしまうというようなこともあるのである。そのうえ「不法移民」を保護するという人がいる。人権ということを大事にしている人々という事であろうが、しかし、そもそも「不法」「違法」を保護する、または擁護するということになれば、本来は法律を守っている人を優先して保護しなければならないのに、その法律を守っている人の権利を制限して不法者や違法者を擁護するというのは、完全に法治国家という感覚もなくまた、平等ということが全くできないということになるのである。そのように会意味で「かわいそうだから人権を保護すべき」という人と「本来は法律を守っている人を守り、違法者のために法律をまげて法律を守る人の権利を制限すべきではない」という考え方は、当然に、対立概念になる。まさに「開国」と「攘夷」の対立である。

「攘夷」という考え方がイギリスにまであるとは思わないが、しかし「法を守るものと違法者」ということに関しては、コモンローの国でるイギリスはより大きな内容になっている。

偽情報で暴動 100人逮捕/英

 “偽情報”が暴動に発展しました。イギリスでダンス教室に参加していた3人が殺害された事件で、「犯人はイスラム教徒である」との“偽情報”が拡散され、暴徒化した100人以上が逮捕される事態となりました。

 イギリス中部サウスポートの街角に手向けられた花束。先月29日、夏休みの子ども向けのダンス教室に男が押し入り、参加者をナイフで次々と刺し、6歳から9歳の女の子3人が死亡、大人を含む10人がけがをしました。

 ダンス教室ではこの日、歌手のテイラー・スウィフトさんがテーマだったため、事件後、テイラーさんはSNSで…

 「とてもショックです。ご遺族にどうお悔やみを伝えればいいのか、途方に暮れています」

 BBCによりますと、逮捕されたのは東アフリカ・ルワンダ出身の両親のもと、イギリスで生まれ育った17歳の少年。犯行の動機は明らかになっていませんが、警察はテロとの関連を否定しました。

 しかし、発生直後、容疑者の名前が明らかにされていない段階で、インターネット上では少年が「イスラム教徒」であり、「小型ボートで入国した移民だ」とする“偽情報”が拡散されたのです。

 さらに、政治家まで…

 リフォームUK ファラージ党首

「真実が隠されているのではないかと疑っています」

 厳格な移民政策を掲げる右派政党の党首は、警察の発表を疑問視する発言をSNSに投稿。事件の翌日には、極右団体が主導したとされる移民に対するヘイトデモが起き、イスラム教の寺院であるモスクの一部や警察車両などが破壊されました。

住民

「ここで暮らすことに危険を感じる。これまで暴動など起きたことがなく、静かな地域で安心していたのに」

「暴徒の中にこの地域の人間がいたとは思えない。彼らは純粋にヘイトを煽るためだけにやってきた、いわば組織的な集団だ」

 さらに、暴動はロンドンにも飛び火。暴徒化したデモ隊100人以上が逮捕される事態に発展しました。

 これを受け、スターマー首相は、「これは抗議活動ではなく犯罪だ」と非難。偽情報が野放しにされたことが暴動を煽ったとして、ソーシャルメディア企業に対応を求めました。

 “偽情報”の見分けがますます難しくなる今、各国政府も対応に頭を痛めています。

2024年08月02日 19時04分TBS NEWS DIG

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12198-3263195/

 今年7月に、イギリスの政権が変わった。スナク前首相は、経済政策がうまくいかなくなったということで、保守党自体が下野したということになる。そのイギリスの経済政策の最大の問題は移民対策であった。難民というのは、2012年から始まっているシリア難民、そしてそれに派生して起きた北アフリカの難民、そして2022年にはロシアのウクライナ侵攻があるので、ウクライナの難民も来ている。もちろんイギリスだけではなく、ヨーロッパ全土にそのような難民が押しかけているということになるが、イタリアなどは、難民に金を渡してイタリアから追い出しドイツやフランスに出しているドイツは受け入れているが、その一部をトルコに戻している。これに対して、イギリスは地形的にほかの地に難民に入れることではない。またEUから離脱してしまっているので、他のEUの国に行くような話ではない。

スナクは、アフリカ東部のルワンダに強制送還を行うということになっていた。しかし、イギリスの人権派はスナク首相に対して残酷である、人権無視であるということが出てくるのである。そしてそのスナク首相のルワンダ移送案が否決される形で政権交代が起きた。このことは、難民をイギリス国内で処理するということを意味している。しかし、残念ながらイギリスはそこまで素晴らしい財政状況ではない、というか、どちらかといえばそのような財政的な余裕はないということになるのである。

では現在のスターマー首相はどうなのであろうか。結局はスナク首相の政策を否定するということにあるが、リベラルな政策であるために、大きな国の政策を実行することになる。しかしその財政に関する内容は全くないのである。つまり、財政に関しては、特効薬はないにもかかわらず、金のかかる難民保護を行うということになるのである。

ではそのことをなんとなくわかっている国民はどのようになっているのか。その中で国民の「攘夷派」は様々な意味を持ってこのような内容のものを流しているということになる。

まさに、移民そのものに対して考えるということは重要である。その内容がSNSで様々な流れが出てくるのではないか。実際に移民そのもの、難民そのものに関しては、「保護だけではなく、しっかりと国に返し、自律するような内容を考えなけえばならない」ということがありその国際基準を保護だけではなく改めて何か基準を作るべきではないか。

ちなみに、私個人は「攘夷派」である。

宇田川源流

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