「宇田川源流」【土曜日のエロ】 サッカー日本代表の性的暴行についての雑感

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 サッカー日本代表の性的暴行についての雑感

 今週も「土曜日のエロ」の日になった。まあ、今週はさまざまなニュースがあったので、なかなか大変である。まずはアメリカの大統領選挙で動きがあった。アメリカの大統領選挙は、もともと共和党の代表がトランプ前大統領であり、民主党の代表がバイデン大統領であった。当然に、「現職有利」と思っていたが、一回目の直接討論会で、バイデン大統領のボケっぷりが話題になり、民主党支持者の間で「バイデンではトランプに勝てない」というようなことになった。そのような中で、トランプ前大統領の暗殺未遂事件があり、その時の写真ンが強いアメリカを象徴するような写真となった。そのことから、一気にトランプ有利に傾き、バイデンへの撤退圧力が大きくなったということになる。その圧力に負けた形で、大統領選挙戦果らの辞退を表明。後任にハリス副大統領を示した。しかし、さすがに同化ということもあるが、やっと、共和党と民主党が「タイ」になったというような感じではないか。

もう一つは、オリンピックの女子体操の代表である宮田選手が、合宿中に飲酒・喫煙(喫煙のみという報道もある)が明らかになり、その事で宮田選手はオリンピック代表を辞退することになった。その事態はよいのであるが、ケガや病気による辞退ではないので、交代が認められず、結局は、代表が一人欠員のままということになった。実際にこのスキャンダルに関しては、喫煙の写真があるということなのであるが、体操関係の合宿での出来事であれば、当然に、内部の人がリークしたということになる。宮田選手がそれだけ体操選手の中で嫌われていたという事でもありまた、そのような「ドロドロした」体操女子の人間関係があったことが予想される。まあ、ジェンダーなどを無視すれば、「女性のこのような嫉妬にかかわる人間関係」は、なかなか怖いので、まさにそのような状況になっているということになるのではないか。結局、その嫉妬の通りに宮田選手は代表を辞退することになるが、逆に、代わりの選手がいなくなり、体操女子が、オリンピックで活躍できる可能性がすくん悪なったというだけのことになった。自爆型のリークという事であろうか。

さて、もう一人、「代表をやめさせられた」人が出てきたので、今回はその話。

「ホテル行くのはどうかと」サッカー日本代表「性的暴行で逮捕」にまたも噴出「女性も悪い」論の醜悪ぶり

 7月17日に明らかになった、サッカー日本代表・佐野海舟容疑者の逮捕は、大きな衝撃をもって受け止められている。

 佐野容疑者は、7月14日午前4時ごろ、知人男性2人と、30代の女性にホテル内で性的暴行を加えた疑いで、同日夜に逮捕された。

「女性からの通報を受けた警察官が、ホテルやその付近にいた3人を発見しています。通報後、その場で佐野容疑者らを逮捕したのではなく、任意同行して事情を聞き、逮捕に至っています。警視庁は佐野容疑者らの認否を明らかにしていません」(社会部記者)

 近年、著名人による性加害などの騒動、事件が多く起きているが、こういった際にSNS上で毎回のように聞かれるのが、「女性も悪い」という言説だ。今回の佐野容疑者の逮捕についても、X上では

《女は元々2人だったのね。とは言えやっぱり女1人と男3人でホテル行くのはどうかと思うわ》

《率直に女ホテル入んなよって思った》

《佐野はまた女が悪いパターンもありそうなきはせんでもないけど》

 といったコメントが並んでいる。

 さらには、サッカーファンなのか《一人や二人の女の尊厳を護るより有力選手を失わない事の方が優先順位上だろ》といった醜悪な論まで聞かれた。当然ながら容疑が事実なら、どんな立場の人間であろうと、女性への性的暴力が許されるはずはない。

「佐野容疑者は、逮捕前にドイツ1部リーグのマインツと4年契約を結んだばかりでした。その契約はどうなるのか……。

 まだ23歳とあって、2026年のサッカーワールドカップメンバーとしても有力候補でしたが、今回の逮捕で、未来に影を落とすことになった感は否めません」(スポーツ紙記者)

 逮捕の事実を、まずは重く受け止めるべきではないか――。

2024年7月17日 19時26分 Smart FLASH

https://news.livedoor.com/article/detail/26808491/

 あまりサッカーに詳しくないので、この佐野容疑者という人のことはあまり知らない。しかし、話によると、ドイツの一部リーグと契約を結んだばかりであるということもあるし、またワールドカップの日本代表メンバーであったというので非常に、サッカー業界としては残念な話なのであろう。しかし、喫煙とは異なり、不同意性交は完全に犯罪であるということと、例えば芸人の松本人志氏やサッカーの伊東選手とは異なり「女性一人に対して男性が複数であった」という、いわゆる輪姦状態なので、基本的には犯罪性は免れない。宮田選手との違いは、宮田選手は19歳での喫煙ということで、もう少し絶てば合法になるという上位ようであるのに対して、佐野選手に関してはどの年代でもわいせつ罪であることは間違いがない。

さて、「猥褻系の犯罪」の場合、どうしても気になるのは、「そのいきさつ」と「どんな女性か」ということである。特に、「セクシャルハラスメント」が、法律的に問題になるようになって、被害者の主観によって同じ行為が犯罪を構成するか被害者の方から求められるというような状況になるということもあるので、まさにそのような被害者といわれる人がどんな人なのかということが非常に気になる。

今回の内容は、知人の女性が紹介した女性で、なおかつ男友達がいて、知人女性が帰宅後、「男友達複数とホテルに行って強姦された」ということである。つまり、女性が複数いたということと、女性が好んで、(別れる機会があったにもかかわらず、女性が自分の意思で)ホテルに行ったということである。つまり「ホテルに男性といったことが、性行為の合意には当てはまらない」ということになる。もちろん複数男性との行為を望むということはないので、なかなか難しいところかもしれないが、そのような意味で「自分からついてきたのに、何を言っているんだ」と、佐野選手側は思っているに違いない。そのような想像から佐野選手を擁護する、つまり、女性に対するバッシングがネット上では出てきているということになる。

男女平等といいながら、性行為に関しては、基本的に力の強い男性側が一方的に加害者になることがほとんどである。この辺を考えると「セクシャル」な犯罪体形は、法的に、男女平等ではなく、やはり「男性が女性を保護すべき」というような価値観が存在することがわかる。刑期などを男女一緒にしても、その判断基準が「女性が被害者」というようなことになれば、セクシャルハラスメントのような「女性主観の犯罪構成」が変わらないのではないか。

もちろん、男性複数で女性が一人という輪姦状態は、大きな問題になるし、法律が変わる前から犯罪を構成しているのである。しかし、ある意味でサッカー選手のような、有名人がこのようなことに巻き込まれるのは、なんとなく「何か大きなゆがみが有名人の中にある」という気がするのである。

宇田川源流

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