「宇田川源流」【現代陰謀説】 NPB体制の陰で稼働核弾頭500発を保有する人民解放軍

「宇田川源流」【現代陰謀説】 NPB体制の陰で稼働核弾頭500発を保有する人民解放軍


 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。

いつもは完全な陰謀や、ニュースの読み方を描いているのであるが、今回は、「直接戦争に結びつく」ということを見てみたい。実際に「今まで中国が仕掛けた陰謀の結果が、このようにして報道されるに至った」ということになる。

日本の防衛は、以前(と言っても昭和の時代であるが)は、旧ソ連を仮想敵国としていた。そのことから、ソ連の動向に注視し、また、ソ連の軍事的な内容などを研究していた。陸上自衛隊では、最も強い精鋭部隊は旭川の舞台でありなおかつ、戦車隊の師団は千歳に駐留しているということになる。このようなことを言ってもあまり信じないのかもしれないので、北海道に精鋭がいたということの最もよくわかるのは、湾岸戦争後、イラクのサマワに自衛隊が派遣されたとき、旭川の部隊が送られている。当時のその派遣部隊の退潮が、「ヒゲの隊長」こと、現在の参議院議員の佐藤正久氏であることは、良く知られているのではないか。

しかし、最近10年間くらいの間になって、この北海道の精鋭部隊から、南西諸島から九州が精鋭部隊とシフトされてきている。西部方面総監(熊本県健軍駐屯地)と首都防衛がかかる東部方面総監には、基本的にはかなりの力がある人が出てくることになり与那国島から小倉まで、西部方面総監管轄約3万5000人の自衛官の指揮命令を行うことになるのである。

何故「西部方面総監」がエリートになったのか。それは、沖縄でも何でもなく「台湾海峡危機」と「尖閣諸島危機」そして、南西諸島防衛ということが、最も大きな内容になっている。既に15年くらい前から、陸上自衛隊で毎年夏に行われている総合火力演習は、離島防衛と離島奪還がテーマとなっており、火力演習には航空自衛隊も協力して、行われる。単なるショーではないというのは、その真剣さでだいたいわかるし、また一般の人々(当然に抽選に当たれば中国人も見ることができる)に公開するので、軍事機密は隠しながらの演習風景になる。

要するに、そのような形でいま中国は、日本の防衛ということで注目されている。

中国が運用可能な核弾頭「500発超」、ウクライナと同じ事態が東アジアで発生の可能性…防衛白書

 政府は12日午前、2024年版防衛白書を公表した。中国が運用可能な核弾頭は23年5月時点で「500発を超えており、30年までに1000発を超え、35年まで増加し続ける」可能性があるとし、米国への対抗のため、核・ミサイル戦力の強化を続けると予測した。ウクライナ侵略と同様の事態が東アジアで発生する危険性にも警鐘を鳴らした。

 中国の軍事動向に関しては、沖縄県・尖閣諸島周辺を含む日本周辺で活動を活発化させていることへの警戒感を示し、「わが国の平和と安全を確保する上で、これまでにない最大の戦略的な挑戦」と位置づけた。

 台湾の頼清徳(ライチンドォー)総統が副総統だった23年8月に米国に立ち寄ったことを受け、中国が行った軍事演習について「台湾侵攻作戦の一部が演練された可能性がある」と分析。中国は台湾周辺での軍事活動を通じ、「実戦能力の向上を企図している」とし、「中台間の軍事的緊張が高まる可能性も否定できない」と強調した。

 ロシアによるウクライナ侵略を巡っては、「国際秩序を形作るルールの根幹が簡単に破られた」と指摘し、「同様の深刻な事態が東アジアで発生する可能性は排除されない」との懸念を初めて記載した。ロシアは「北朝鮮からの砲弾やミサイルの調達で戦力を維持している」とし、「中国との軍事的協力の重要性は高まっていく」と予測した。

 北朝鮮については「情報収集・警戒監視・偵察手段の確保といった質的な意味での核・ミサイル能力の向上に注力している」と記した。

7/12(金) 読売新聞オンライン

https://news.yahoo.co.jp/articles/c88665eebeba6aafd8ba7165a2a15a509d4927c8

 なお、あえて「敵国」という表現はしないのは、日本の憲法が「戦争」を禁止している。私などは「平和を愛する諸国民と連携する」と日本国憲法には書いてあるので、「軍事的威圧送り返し、周辺国を脅かす、平和を愛さない国民」に対しては、日本国憲法の規定に従って日本が率先して「正義のために」戦わなければならないというようなことも言えるのであるが、残念ながら平和ボケした日本の国民にとっては、その力自体がない。戦争は「正義が勝つ」のではなく「強いものが勝つ」のであり、なおかつ「勝ったものが歴史的に正義になる」のである。日本人が本当に正義を実現するためには、強くあらなければならない。そのことを忘れてしまって、神頼みでは意味がないのである。大東亜戦争でも神風が吹かなかったのは、そのようなことなのである。

さて、中国が核弾頭を多く持っていると報告されていることにして、そもそも「核弾頭」「核ミサイル」というのは、どのように開発されたのであろうか。一つは、旧ソ連、今のロシアとの技術提携を行っていたと考えられる。実際にICBMと言われる「大陸間弾道弾」に関しては、今年の夏に映画化される「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」ではないが、アメリカよりも一時は宇宙に関して進んでいたのであるから、その技術が移植されたと考えて良い。しかし、大陸間弾道弾をそれほど多く持っているとは思えない。

NPB「中距離弾道弾ミサイル規制条約」というのは、アメリカとロシアの間で行われたものであり、中国はその条約に入っていない。そのように考えれば、その間に中国が様々な国から知的財産権を不正に入手し、そしてその内容をうまく応用し、組み合わせて、攻撃兵器を作っている。

空母に貸しても、ウクライナのワリヤーグを輸入し、その中から学んで遼寧や山東といったものを作っていることを見れば、中国は自分の国で開発することは難しく、他国の最先端技術を盗むことでしか開発体制を作ることはできない。

その「最も重要な技術のスパイ先」が「日本」である。つまり、日本はスパイ防止法もなく、また、機密情報や防衛情報を保護する規定もない。特定機密保護法も公務員に対しての規制蜂起でしかなく、そのことが民間には何の罰則もない。

そのように考えた場合「日本人は、目の前のわずかな金のために、日本人全体を滅ぼす技術を渡している」ということになるのである。その結果、500もの弾道弾が中国に存在するということになるのである。

このような事態になった、日本のスパイたちには、それなりの制裁を加えるべきであろう。しかし、それ以上にこれ等の事態から防御態勢をつくらなければならない。そしてこれ以上の情報流出を防がなければならない。そのような陰謀が仕組まれていることを、認識しながらそれをカウンターできるようにしなければ日本が滅びる、というよりは日本人はすべて殺される結果になるのであろう。

宇田川源流

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