「宇田川源流」 東京都知事選挙で小池百合子知事再選と蓮舫候補の3位の当然
「宇田川源流」 東京都知事選挙で小池百合子知事再選と蓮舫候補の3位の当然
毎週水曜日は大河ドラマについて書いているのであるが、残念ながら、今週はというか7月7日は東京都知事選挙の開票速報のために大河ドラマが放送休止になってしまったので、残念ながら大河ドラマについて書くことができないのである。毎週一回歴史に触れる内容の投稿ができるので楽しみにしているのであるが、残念ながら、今週はそうはいかないようである。ちなみに、もう一回フランスで開催されるパリオリンピックの関係で8月に放送休止があるそうだ。非常に残念である。
さて、そこで仕方がないので、来年の「べらめえ」の話をしようと思ってもあまりネタがないので、仕方がなく、今週は「放送休止で行った都知事選挙」について、昔取った杵柄で書いてみようと思う。
さて、月一回原則第二火曜日に行っている「秋葉原系アイドルでもわかるニュース解説」では、折に触れて動画形式で様々な話題を行っているのであるが、6月の放送分で「東京都知事選挙」について話している。その中で、「小池さんになるでしょう」ということと「もしかしたら蓮舫が3位かもしれません」というように明言しているので、ある意味で一か月前には、素電位今回の結果を予想していたということになる。逆に言えば、私からすれば規程の路線であり、あまり意外性がないということになる。大きなマスコミは、蓮舫氏が3位になったこと、下記の記事にあるように蓮舫氏の得票数を二倍しても小池都知事に及ばないというダブルスコアでの完敗に意外な感覚を持っているようであったが、私からすれば、その票数も、小池さんは、問うっ評率40%程度で210万票程度になるだろうと予想していたので、投票率が20%上がったことで票数が変わったものの、だいたい当たっているということになる。
さて、その番組の中で「政策を言わなくてよいのは、小池さんだけ。なぜならば『今までの政治を延長します』といえばいいだけ。他の候補は、何ぜ小池さんではだめなのか、そして、それをどのようにするのかを具体的に示さなければ勝てない」ということを話しています。まさにその通りの結果になったということではないか。
都知事選の開票終了、小池氏291万票超 次点は石丸氏、蓮舫氏3位
7日投開票された東京都知事選は開票が終了し、現職の小池百合子氏(71)が291万超の票を得て3選を果たした。
各区市町村の選挙管理委員会が発表した開票結果によると、小池氏の得票数は計291万8015票(得票率42・77%)。前回2020年都知事選の366万1371票より約74万票減らした。
次点は前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)で計165万8363票(24・30%)だった。前立憲民主党参院議員の蓮舫氏(56)は計128万3262票(18・81%)で3位に沈んだ。続いて、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)が計26万7699票、AIエンジニアの安野貴博氏(33)は計15万4638票だった。過去最多の56人が立候補したが、上位3人を除いては、得票が有効投票総数の10分の1に達せず、供託金300万円は没収となる。
同じく7日に9選挙区(いずれも被選挙数1)で投開票された都議補選は、裏金事件などで逆風下にある自民党が8選挙区で候補者を擁立したものの、6選挙区で落選した。
7/8(月) 朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/e150c1f57e2e6540d48cdf8e348de734db749614
蓮舫氏〝大敗〟に立憲衝撃「信じられない」 共産との連携、裏目か
東京都知事選で元立憲民主党参院議員の蓮舫氏の票が伸び悩み、立憲内に衝撃が走った。
「非常に厳しい結果になった。結果をしっかり分析した上で、次につなげていきたい」。立憲の大串博志選対委員長は7日夜、自民党などが支援した小池百合子氏の3選確実の報を受け、党本部で記者団にそう語った。
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を追い風に、4月の衆院3補欠選挙、5月の静岡県知事選などで連勝し、政権交代に向けて勢いに乗る立憲は、首都決戦では党内有数の知名度を誇る蓮舫氏を擁立。都知事選で現職に新人が勝った先例はなく、自民、公明両党が支援する現職の小池氏に仮に及ばなかったとしても「肉薄できれば意義のある結果になる」との読みがあった。
しかし蓮舫氏は終盤にかけて勢いを失い、小池氏との当選争いどころか、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏と2、3位を争う展開に。蓮舫氏の街頭演説などには多くの人が集まり続けていただけに、立憲関係者からは「信じられない」との声が上がっていた。
蓮舫氏の支持が広がらなかった理由について、自民が小池氏に公式な推薦などは出さず「ステルス支援」に徹したことで、裏金への世論の批判を追い風にしきれなかったとの分析がある。裏金という国政を舞台とした問題を都知事選に持ち込もうとしたことへの批判もつきまとった。更に、共産党との連携が裏目に出たのではとの指摘がある。
立憲は都知事選候補者の選定段階から共産と連携。蓮舫氏が支持層の拡大を目指して「オール東京」を掲げたことを踏まえ、立憲、共産とも蓮舫氏の「推薦」は見送ったが、街頭演説では立憲と共産幹部が並び立ち、蓮舫氏を応援する場面も見られた。こうした振る舞いが無党派層や、岸田政権に批判的な保守層に嫌気された可能性があるという。無党派層に支持を広げきれなかったことについて立憲幹部は「(無党派層の)多くは改革派の保守を求めているということなのだろうか」と語った。
都知事選大敗を受け、立憲は「政権交代」に向けた戦略見直しを求められる。9月予定の代表選への影響も予想される。【源馬のぞみ、田中裕之、田辺佑介】
7/7(日) 毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/2924cdbe258ad21f531dfc66b896ed4ef46c1ab9
さて、今回の選挙では、蓮舫氏は、4月の補欠選挙で「裏金事件」で印象が悪くなった自民党の批判法が自分に入ると思って立候補したのであろう。ちなみに、都知事になった後に、次の解散総選挙で衆議院に鞍替えするというようなシナリオを思い描いていたのではないかともいわれているが、その内容は十分にはわからない。いずれにせよ、現在の立憲民主党の泉代表の下では国政に居場所がないというようなこともあったのではないか。
そのような意味で、蓮舫氏は相変わらず批判票をとるという戦術をした。その考えがあったので「共産党」と組んだということになるし、また、その姿勢は「批判勢力出しかない常軌を逸した人々」を汲むことを選択することになった。しかし、一般の多くの有権者は「ノイジーマイノリティ」が嫌いである。はっきり言って彼らに近づくことはない。そのようにして多くの無党派層が蓮舫から去っていったということになるのであろう
その「蓮舫から去った無党派層」の受け皿になったのが石丸伸二候補あろう。
そのような意味でいえば「反小池=蓮舫」「非小池=石丸」という構図ができた。しかし、反小池は間違いなく「ノイジーマイノリティ」であり「非小池」と相いれない。なんだかわけがわからない踊りを踊ったり、プラカードを掲げてわざわざ小池知事の演説を某会に行ったりというような、やり方は好まない。そして、その両方とも「自分が知事になったら何をするのか」「どの様な東京都を将来都民に期待してもらうのか」ということが全く見えてこない。ただ批判をしているというだけで、これれは話にならないのである。
今回の都知事選挙は、様々なことがあった。全裸に近いポスターの掲示や、掲示板ジャック、枝野幸男氏による事前運動など、あまりにもおかしな話が多すぎる。逆に現在の与党の力がおかしくなり混乱するとこのような政治になるのかという気がする。ある意味で極左思想の人々による「愛国無罪的な革命選挙」が行われるような状況の象徴と居sて蓮舫氏がでてきてしまったような感じであり、それが都民によって否定されたという事であろう。
同時に岸田自民党は、都議選の補選が2勝6敗であったということから見ても、信任されていない。小池氏が勝ったのは、小池氏の力であって、もちろん自民党の支援もあったが、それは都民有権者が自民党の支持を取り戻したということではないのである。逆に言えば「自民党という与党の力がないにもかかわらず、蓮舫氏は惨敗した」という事であろう。
これは、「2位じゃだめですか」」といった、民主党政権の事業仕分けの時から、全く反省を行っていない、なぜ自分たちが下野したのかも明確にしない当時の民主党の頃からの総括を行い、その反省のもとに国民の動向をしっかりと見る必要があるが、残念ながら、蓮舫氏にはそのようなことはできないのではないか。
まあ、他の人々も細かく言えばあるのだが、まあ、ブログなのでこの辺にしておこう。
ちなみに、このけんは、7月中に発行される「宇田川レポート」の中にしっかりと分析されるので、もしもほしい方がいれば、何らかの形で直接連絡をしてほしい。
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