「宇田川源流」【日本万歳!】 みんなで幻の生き物を探すイベントに多数参加

「宇田川源流」【日本万歳!】 みんなで幻の生き物を探すイベントに多数参加


 暫くゴールデンウィークでお休みしていたが、また今週方はいつも通りに戻って月曜日は「日本万歳!」をお届けする。

この「日本万歳!」は、日本の素晴らしいところや日本人の習慣が世界で称賛されている記事を選んで、私たち日本人が日本は素晴らしい、日本に生まれて本当に良かったと思えるような内容を探し、その内容に関してその素晴らしを一緒に味わいたいと思う内容で考えている。もちろん世界で称賛されているものばかりではなく、日本の国内においても「ほほえましい」内容などはここで取り上げてゆきたいと思っている。

毎週月曜日、これから一週間が始まるという時、特にこの5月の五月病になりそうな時に、日本人は頑張ってゆかなければならないのである。「ブルー・マンデー」などといわれる月曜日の朝に、日本人のすばらしさを感じ、そして今週一週間頑張るということを考えて見るのはいかがであろうか。

さて、日本人は実は意外とオカルトが好きである。「実は」などという形容詞をつけなくても、日本のお化けや幽霊スポットというのはいつでも何か人気があり、人が集まりすぎてこれでは幽霊も出てこないであろうというような感じになっているところも少なくない。そのような日本人の性質は、何も今に始まったことではなく、昔からそのような話は少なくない。たとえば「河童」という妖怪がいる。妖怪なので、本来は「○○の池にいる」など、その居場所は特定されているということになるはずである。しかし、なぜかこの河童という妖怪は日本全国にいるのである。それもその河童の容姿も、また特性も、大体のところで同じような状況になっている。これは、間違いなく当時の人々が商業や宗教などで旅をしながら、またはどこかの他の街に行って「お化け」の話をしたということであろう。そのオカルトの話がそのまま現在に伝わっている。

この地域伝承に関しては、他の物語でも当てはまる。例えば「鶴の恩返し」や「夕鶴」と言われる童話も、実は全国にあるし桃太郎も似たような話は全国に存在する。そしてそのような話を信じ、楽しむ心の豊かさが日本人にはあるのではないだろうか。

幻の生物「ツチノコ」捕獲大作戦 賞金132万円に村民より多い2200人集まる 岐阜県東白川村

 岐阜県で一番小さな村で、毎年恒例、あの「幻の生物」の捕獲大作戦が行われました。

 「岐阜県東白川村に多くの人が集まっています。今年こそあの幻の生物を捕まえることができるのでしょうか?皆さん気合十分です!」(上坂嵩アナウンサー) 人口約2000人の岐阜県東白川村に3日集まったのは、人口を上回る2200人。 ツチノコを探せ! 毎年恒例の「つちのこフェスタ」です。 幻の生物「ツチノコ」は体長30cmから80cmほど。蛇のような見た目ですが、ビール瓶ほどの太さがあるといわれています。

 今年で32回目の開催!賞金も増えて132万円に

 かつて東白川村で目撃情報が相次いだそうで、現在も捜索が続いているんです。 捕獲した人には賞金が…! 毎年1万円ずつ増えて32回目の今年は、なんと132万円がもらえるというのです。 Q:132万円どう使いますか? 「とりあえず焼肉! 豪勢な焼肉! 職場の人にも焼肉おごるって言ってきました。誰も相手にしてくれなかった(笑)」(参加者)

 ツチノコを見つけるロマン

 静岡から初参加の藤谷庵和吏(いおり)君、9歳と、父親の藤谷純平さんはーー 父親「ロマンロマン!捕まえて家で飼う!」 庵和吏君「飼うの?」 父親「水槽買ってあるから」 さらにこんな人も…! 今年で2回目の参加の三輪健一さんーー 上坂アナ「さっきから背中が気になって仕方がない…」 三輪さん「自作の捕獲機です」 構想1年、制作に1カ月をかけツチノコ捕獲機を作りました。

 捜索するも、いそうで見つからない

 いよいよ捜索開始。茂みの中など、くまなく探す参加者たち。 静岡からきた、庵和吏君は…。 上坂アナ「庵和吏君、どうですか?」 庵和吏君「掘ってるんだけど~、いそうで見つからない」 すると…! 一点を見つめる庵和吏君、何かを見つけました。 上坂アナ「それは何だ?カチューシャか…ツチノコじゃないね。頑張ろうあと少しだ」

 ツチノコグルメでも盛り上がる

 ツチノコの捕獲だけではありません。東白川村をあげて、ツチノコの形をしたベビーカステラや、つちのこ焼きなど、ツチノコグルメでも盛り上がっています。 会場で、飛ぶように売れていたのが東白川村の名物、ツチノコの形をした「つちのこ焼き」。 ほかにもツチノコクッキーに、ツチノコの最中。グルメだけなく、帽子などの雑貨も、販売されていました。

 金のツチノコプレートを見つけたのは?

 世紀の大発見なるか?必死の捜索が続きます。手作りの捕獲機で参戦した、三輪健一さんは…。 上坂アナ「いまのところ何が見つかりました?」 三輪さん「今のところ…銅のプレート見つかりました」 実は、捜索するエリアには、ツチノコ型のプレートが隠されています。金・銀・銅があり、見つけると景品がもらえます。 一方、庵和吏君も、必死に捜索を続けていました。すると庵和吏君のすぐ近くで、男性が金のツチノコプレートを見つけました。景品は、7万円相当。村のグランピング施設のペア宿泊券です。 上坂アナ「どうですか?見つけた気持ちは」 金のプレートを見つけた男性「うれしいです」 時間いっぱいまで探しますが、ここでタイムアップ。 悔しさいっぱいの庵和吏君。そこになんと、母親が銅のプレートを見つけていました。白川茶などのお茶の詰め合わせをゲットです! 上坂アナ「がんばりましたね」 庵和吏くん「はい!」 上坂アナ「ツチノコは?」 庵和吏くん「見つかってないです!」 上坂アナ「ツチノコこれからも探す?」 庵和吏くん「探してみようかな!」

2024年5月3日 17時54分 メ~テレニュース

https://news.livedoor.com/article/detail/26344173/

 同じように「伝説の生物」として存在するのが「ツチノコ」である。ツチノコに関しては、縄文時代の石器にツチノコに酷似する蛇型の石器があり、岐阜県飛騨縄文遺跡から出土している。また、長野県で出土した縄文土器の壺の縁にも、ツチノコらしき姿が描かれている。このようなものがあるということは、昔、縄文時代には土の事はいたのではないかというように想像される。ただし形状が少し太った蛇ということなので、ないかを飲み込んだ蛇かもしれない・

 奈良時代の『古事記』、『日本書紀』にはカヤノヒメ神の別名であり野の神、主と書かれてある。このように「対応する神」もあるということになる。

 1712年、寺島良安が記した『和漢三才図会』第四十五巻 竜蛇類に「野槌蛇」の名称でツチノコの解説がある。「(一つ手前の項目に記された)合木蛇の仲間で、深い山奥に棲む。頭と尾は均等で尾は尖らず、柯の無い槌に似ている為俗に野槌と呼ばれる。吉野山中の菜摘川の清明の滝の周辺に往往見られる。口は大きく人の脚を噛む。坂を下り走ると甚だ速く人を追う。但し登りは極めて遅い為、これに出会ったら急いで高い處に登るべし。追い付かれる事は無い」。と書いてある

 また1799年、加賀国江沼郡(現・石川県加賀市周辺)の怪談を集めた『聖城怪談録』には、瓜生傳という人物による「つちのこ」の目撃談が所収されている。「黒く丸く壱尺四五寸ばかりもあるべきと思ふものころころとして行たり」と描写されている。

 1886年、井出道貞が『信濃奇勝録』に「野槌 のつち 漢名 千歳蝮」を記す。「八月の頃たまたま出る。坂道は転がって進む。人に害を成さない。和漢三才図会の説明とは異なる」と書き留めている。

このように、少なくとも過去にはツチノコがいたとされる記録は様々にあり、それを現在でも探そうということになる。

そのような「夢のあるイベント」があり、岐阜県の人口2000人の村に2200人、つまり村の人口よりも多い人が集まって。皆でツチノコを探すというのである。何とも夢のあるイベントである。

何度も過去に書いているが、「ばかばかしいと思うことを、楽しみながら行うことができる」ということが、日本人の勤勉さの一つでありなおかつ。日本人のすばらしさの一つなのだ。そしてそのことは「日本人の心の豊かさ」にあると思っており、その豊かさを示している人がこんなにもいるということである。だから日本人は素晴らしいのではないだろうか。

常に夢を持ち、その夢に対して楽しむことができるということが、日本人のすばらしさの一つであるということになるのである。

宇田川源流

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