「宇田川源流」【日本万歳!】 日本の技術で月面着陸は民間への宇宙解放の魁だ

「宇田川源流」【日本万歳!】 日本の技術で月面着陸は民間への宇宙解放の魁だ


 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けする。日本のすばらしさや、日本が世界から称賛されえる内容をご紹介し、その内容を細かく分析し、その中においてその素晴らしさが何に由来しているのかということを皆さんにお話をするということをしている。そのことによって、本件の内容において、日本人の国民性や日本人の生活習慣で世界が称賛する内容をしっかりとご紹介しようということになる。

今回も「一人の特別なヒーロー」ではなく「日本人の名もなきヒーローたち」の話である。日本人の名もなきヒーローたちは、本当に世界で称賛されている。実際に、ン本の技術が使われて世界が豊かになっているものは少なくない。いわゆる経済的布教「失われた30年」の中で、この日本の平和でなおかつ人間を豊かにさせる新規技術の多くが経済的な理由で埋もれてしまっていることに関して、非常に残念に思うのは私だけではないはずだ。

日本人の技術は、一つは「島国という国家の特性」から、非常に細かいところにこだわった作りになっている。そのように細かい手作業などがうまくできるのは、島国に限らず細かい閉鎖された空間にいる場合はその様になってくる。昔は、本やデジタルのものが少なかったので、遠洋漁業の漁船の船員の多くは編み物が得意であったというように言われているが、まさにその大きな感じになる。特に細かいところまでこだわるようになり、また、習慣的にその内容をしっかりとできるようになってくるのである。

そのうえで日本人の技術は「武士道」ではないが、「単なる技術ではなく芸術的な『道』の域に達する」ということになる。島国国家の閉鎖性は「細かいところ」になるが、実際日本人の技術には、「魂」を込めることになるので、その内容が非常に素晴らしいということになる。細かいところは「見える」ということになるのであるが、魂を込めるということは「見えないところまでこだわる」ということであり、自分自身が妥協しないということになる。まさに「求道者」のような日本の技術者は、技術そのものに魂や生命を感じそしてその技術に失礼の内容にするということを考えるようになるのである。

まさに、その内容こそが、日本のすばらしさを作り出している。そしてその日本の技術がとうとう月まで行ったのである。

SLIM月面着陸、三菱電機がシステム開発…シャープなど国内企業の技術力が快挙に貢献

 宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の月探査機「SLIM(スリム)」の挑戦成功で、月着陸を成し遂げた国に日本も仲間入りした。

 構想から20年余りに及ぶJAXAの研究開発と国内企業の高い技術力の連携による快挙だ。

 月のように一定の重力のある天体では、高度な着陸技術が求められる。

 月面への軟着陸は、無人探査機では旧ソ連の「ルナ9号」が1966年、有人では米国の「アポロ11号」が69年にそれぞれ初めて成功した。

 資源開発を視野に90年代以降、再び月面探査の機運が各国で高まったが、難易度が高く、海外の探査機で今世紀に入ってから着陸に成功したのは中国、インドの2か国のみ。昨年から今年にかけては日米露の宇宙企業も月面に激突するなどして、着陸を達成できなかった。

 SLIMの着陸成功には、日本企業も貢献した。SLIMのシステム開発や製造は、人工衛星の開発などで実績のある三菱電機が担った。噴射で機体がぶれないように重心を考慮した構造の設計など、垂直降下やホバリングを用いるSLIMならではの精密さが要求された。

 同社の開発責任者の小倉祐一プロジェクト部長は「携わったエンジニアの長年の努力や苦労が報われてほっとした。機体状況の確認が続くが、期待した成果が出せたと思われる。月探査に向けて事業を進める足がかりになる」と話した。

 このほか、シャープやIHIエアロスペースなども参加し、日本の宇宙開発史に足跡を残す偉業をアシストした。

2024年1月20日 20時33分 読売新聞オンライン

https://news.livedoor.com/article/detail/25734636/

日本の技術で月に着陸できた。それもピンポイントで10メートルくらいの誤差でやったようである。ちなみに月面着陸は1966年の旧ソ連、そしてアポロのアメリカ、その後中国インドに次いで日本が五か国目である。

さて、宇宙の開発というのはあまり進んでいない。実際に1980年代の映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」にあった、未来の生活というのはその多くが現在になって実現できてきている。科学と技術の進歩というのはそのようなもので、レトルト食品なども様々な種類が出てくるなど、当時の生活とは全く異なる生活になっているのではないか。それに対して同じ時期のSF映画「2001年宇宙の旅」の場合h、2001年には人間は宇宙で旅をしているはずにもかかわらず、現状、まだ月に着陸するのが目いっぱいである。これは、宇宙開発があまり経済的にメリットがなく民間の開発期間や研究機関がほとんど研究を行っていないこと、また研究費用があまりなかったことなどに加え、宇宙開発は基本的には「偵察衛星」等を含めて、1990年代のレーガン大統領による「スターウォーズ計画」に代表される軍事利用が大きく、民間利用になかなか道が開かれなかったということになるのではないか。その意味では中国もインドも同じであるということになる。

何でもそうであるが、日本がその分野で開発を始めると、一気に民間利用が進むということになる。民間利用が進むというのは、まさに一般人が観光や楽しみで、または便利という生活の観点で物事を進めることができるような感じになるのではないか。実際にじづしゃのカーナビゲーションシステムなどもそうであるし、また、ランドクルーザー型の自動車などもその様な感じになっている。軍事由来で今の日本人の生活に無くてはならなくなっているものも少なくない。それらもすべて日本の技術が役に立っているのだ。

その様な意味で、この技術も様々なことでこれから役に立ってくるのに違いない。子会は着陸後太陽光パネルが作動しないとか、宇宙船が逆さになっているなどということが明らかになり、60点などといわれている。しかし、これらの失敗があるからこそ成功があるのであり、同時に、その内容がそのまま次に生かされることになる。

その意味で日本の素晴らしい技術が、これから民間の宇宙を開くのではないか。

宇田川源流

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