「宇田川源流」【現代陰謀説】 中国がレールガンを開発したその背景

「宇田川源流」【現代陰謀説】 中国がレールガンを開発したその背景


 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現代にある陰謀を解き明かすという頼は、現代報道されt理宇ニュースを読んで、その中に隠されている内容や、その中からわかる「不自然さ」から、その内容を解明し、その中でその内容を見てゆくということを企画している。日常何気なく通り過ぎているニュースの中に、陰謀などの「萌芽」は必ず隠されているものであり、それらをしっかりと読み込むこと、またはそれらの中で様々な人々の考え方やズレが見えてくる。その内容をしっかりと見てゆくことによって、その次の一手を考えてゆくということを練習する企画になっている。

さて、今回は「夢の兵器」といわれる「レールガン」つまり「電磁気力に基づく投射様式全般の呼称で電磁投射砲やEML、電磁加速砲など」がある。この装置は並行に置かれた2本のレールとなる電極棒の上に弾体となる金属片を乗せて電流を流し、電磁力により金属片を駆動し射出するというものである。

通常の大砲は、火薬炸薬の破裂と衝撃で弾を押し出す。その弾を遠くに早く飛ばすために、中をらせん状にして、その回転力をつける。よく刑事ドラマなどにおいて「線状痕」というのは、このらせん状の傷がたまについたもののことを言うのである。しかし「レールガン」の場合は、そのようなないようはなく、電磁力によって押し出す形になる。その為に線状痕はないだけではなく、その電力によって射出速度も変わってくるということになるのである。このことによって発射時に摩擦を伴わないことから、射出速度が速いまま維持されることになり、空気抵抗以外に速度が落ちないので長射程や破壊力の増強がある。

既に実用化に向けた取り組みが各国で行われており、米国、ロシア、中国、トルコ、日本などがレールガンの軍事研究を進めていると発表、また開発中の発射映像を公開している。

弾丸がミサイルと比較し安価であり、従来の火薬推進の限界を遥かに超える高初速と、それによる長い射程を得られるが、膨大な電力を必要とするので、なかなか実用化できていない。その実用化を、中国が行ったという。

秒速2キロ、射程距離200キロ…中国、米国が放棄した「夢の武器」レールガン開発

 中国海軍が電磁気力で砲弾を超高速発射できる電磁気レールガンを開発したという報道があった。レールガンはその射程距離と威力で未来の戦争の版図を変える「夢の武器」と呼ばれるが、日本も射撃試験に成功したと明らかにしたことがある。

 9日(現地時間)の香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、海軍工科大学電磁気エネルギー国立核心研究所チームは先月発表した論文で、レールガンを連続で120発発射するのに成功したと明らかにした。連続射撃中にもこの武器は射撃の正確度を維持し、似た研究は以前に公開的に報告されたことはないと、研究チームは伝えた。

 レールガンの砲弾は音速(秒速340メートル)の6倍の秒速2キロで発射され、100-200キロの距離の目標物まで精密打撃できる。火薬や化学エネルギーでなく電磁気力を利用して発射体やミサイルが軌道に沿って飛び、一般の銃より速い速度で、より遠くの距離に到達する。レールガン開発の核心は連続射撃の安定性を確保することだ。

 研究チームは論文で「戦争の武器は化学動力から電磁気動力へと徐々に変化している。連続発射速度は電磁気レール発射システムの戦闘効果を表す重要な指標」とし「この画期的な発展は、電磁気レール発射システムがもう中断なく安定的かつ迅速に発射される可能性があることを意味する」と明らかにした。

 研究チームは研究成功の秘訣に、10万個以上の構成要素地点で同時にデータを収集して分析できる人工知能(AI)システムを通じて精巧な測定と診断が可能だという点を挙げた。

 このAIシステムは複雑で極限の条件で作動する機械で発生する問題を解決するのにかかる時間をミリ秒(1000分の1秒)に短縮し、自ら決定することもできる。

 例えば装備がやや熱くなるなど問題が深刻でない場合にはテストを継続進行する半面、実際に被害をもたらす程度の問題がある場合は砲弾を装填しても発射されない。

 一部の軍事専門家らは射程距離200キロ以上のレールガンが中国海軍の戦力に大きな力になると見込んでいて、中国海軍はこの武器が海洋覇権の版図を揺るがすと期待していると、SCMPは伝えた。

 米海軍はレールガンに莫大な資金と数十年の努力を注いだが、極超音速ミサイルに資源を集中するため2021年に開発を放棄したと、同メディアは伝えた。

 現在レールガンを開発している国は欧州連合(EU)、中国、日本、トルコ、韓国などだ。

2023年12月12日 16時4分 中央日報

https://news.livedoor.com/article/detail/25517024/

 さて、この内容を海軍で船に積んだということになれば、当然に、その船が「レールガンを発射できるだけの電力を発電できる設備が船の中にある」ということになる。これは、今電気自動車を推進している中国は、当然に船の中に大量の電池を積み込み、普段から充電をするということもできるのではないか。そうではないという場合は、当然に「原子力船」ということになるか、それに近い形での別電源を用意するしかない。つまり、そのような船ができていると言ことになる。

もう一つはその船が、射撃を行うときに波の影響などを補正しなければ、それだけ電力を使っても、正確に射撃ができなければ意味がない。現在のところその速度で発射しても自己推進力がなければ、当然に誘導弾的な形にはならない。もちろん現在は誘導型の大砲砲弾というものがあるが、それは、少し方向を修正できる程度で、現在のミサイル用のような形ではない。それが速度が速く長射程であるということになればなかなか難しいということになるのではないか。そのことから、船に搭載するということに関してはかなり困難であるとされている。ちなみに日本も開発しているのであるが、その開発段階などは全く公開されていない。

そのような意味で「実戦配備」がかなり難しい兵器ということになる。それを中国が開発したということが言われ、そのうえ、報道されている。

研究チームは研究成功の秘訣に、10万個以上の構成要素地点で同時にデータを収集して分析できる人工知能(AI)システムを通じて精巧な測定と診断が可能だという点を挙げた。このAIシステムは複雑で極限の条件で作動する機械で発生する問題を解決するのにかかる時間をミリ秒(1000分の1秒)に短縮し、自ら決定することもできる。<上記より抜粋>

まさにこのAIがあるということになるが、その技術の多くは日本やアメリカから盗んだものではないかといわれている。特に日本は、スパイ防止法などもなく、その技術は「スパイ天国」といわれるほどスパイされている。それどころか不景気な日本は、金を少し積まれて重要な、そして日本を攻めるための技術を売り渡しているような人物もいるのだ。

このようなことを確認してしまう事、つまり「それだけの技術を中国は計画的に盗んだ」ということなのではないか。

宇田川源流

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