「宇田川源流」【宇田川版教育論】 読解力だけではなく「論文力」「表現力」を伸ばせ!

「宇田川源流」【宇田川版教育論】 読解力だけではなく「論文力」「表現力」を伸ばせ!


毎週水曜日は「宇田川教育論」か「大河ドラマ」に関してお話をさせていただいている。ニュースの解説ばかりでは肩が凝ってしまうので、一週間の真ん中は少し気を抜いた話ができるようにということで、大河ドラマに関しては「現在よりも過去について、そしてテレビドラマということに関して話をする」ということを、また「宇田川教育論」に関しては「若者を教育するということを通して、日本の将来を考える」ということをテーマにしている。要するに水曜日は、いつの間にか「現在ではなく、過去や未来を語る日」というようなテーマになりつつある。もちろんそのようなことをはじめから企画したわけではないのであるが、いつの間にかそのようなテーマになっている。

今回は「教育論」。今回な日本の教育に関して考えてみたい。

日本の教育というのは、「記憶」に頼る教育になっている。「なぜそうなるのか」問いことは全く考えずに、ただ覚えるということを中心的な教育法としているのである。

現在、名門開成高校出身の岸田文雄が日本の首相として存在しているが、しかし、まさに「日本の名門」でしかなく、本当の名門高校ではない。その為に「正解のある問題」であり、なおかつ、記憶でその通りになる場合はうまくゆくのであるが、しかし、記憶に頼っているということになるのであるから「どうしてその正解になるのか」ということを全くわからない。だから、正解がうまくゆかないということになるのである。

しかし、政治の世界でも同じであるが、社会人になると「正解のある問題」などはない。今の政治でいえば「異次元の少子化対策」の正解などというものは全くない。様々な方策があり、そのすべての方策にメリットとデメリットがある。そこはあとは賛成の多数を考えて、その多数のみとをとりながらデメリットをなるべく少なくするような方策をとらなければならない。それでも正解ではないのである。

そのように考えれば、「どうしてそのようになるのか」ということを覚え、そのうえで正解を自分で導き出す、つまり「覚える」のではなく、自分で開放と回答を見つけられる、ベストではなくベターを求めることのできる内容を学ばなければならないのではないか。

しかし、御存じのように日本ではそのような教育は行われていないのである。

日本が「読解力」躍進し3位

 経済協力開発機構(OECD)は5日、81カ国・地域の15歳(日本は高校1年)約69万人を対象に実施した2022年の国際学習到達度調査(PISA)結果を公表した。全3分野のうち、日本は「読解力」が前回18年調査で過去最低だった15位から過去最高の3位に躍進した。

 学力調査は3年ごとに行われているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期され、流行後の初めての調査となった。教育への影響が懸念されていたが、前回5位だった「科学的応用力」と、6位だった「数学的応用力」はいずれも15年調査と並ぶ最高の2位、5位に上がり、世界トップレベルを維持した。

 多くの国で学力が下がった一方、日本は一定水準を維持しており、OECDは「他国に比べてコロナ下の休校期間が短かったことなどが影響した可能性がある」と指摘。文部科学省は、主体的・対話的で深い学びを目指す現行の学習指導要領を踏まえた授業の改善が進み、タブレット端末が1人1台配布されて使用に慣れるなど「複合的な影響が考えられる」とした。

 平均得点は前回と比べ3分野全てで上昇した。数学536点(9点増)、科学547点(18点増)と、いずれも12年調査と並び最高点。読解は516点(12点増)で、前回調査でOECD加盟国平均より正答率が低かった「情報を探し出す」といった問題を含め全体的に微増傾向だった。 【時事通信社】

2023年12月05日 19時25分時事通信

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12145-2684059/

 社会の出て本当に頭の良い人、リーダーというのは「読める人」であろう。わざと「読める」という言葉だけでその内容を出したが、逆に他人を非難している言葉を見れば、だいたいよくわかってくるのではないか。一昔前「KY」という言葉がはやった。「空気読めない」という言葉の略語であったが、今では全くの死後であるというような感じではないか。政治家などにも使われ「空気読めない」ということが屋内ことであるということになっていた。

それだけではなく「場の雰囲気」「人の心」「事件や成行きの先」など、様々なものを読むことを求められている。その内容をしっかりと読むことが、人の上に立つ人だけではなく、人とうまく付き合うときには求めあっれる。

しかし「読む」ということは、幼少のころからできるのではない。そもそも「読む」と「伺う」は異なる。例えば「心を読む」というのと「顔色をうかがう」というのは全く異なる内容ではないか。そのように考えれば、「伺う」というのは「その場限りで読む」事であるが「読む」」のは、「先御行動を予想しする」ということになる。

 先を予想ということは、当然にその前のことや環境などをすべて考慮し、そしてその相手の性格であればこのように行動するということになる。そのためには「読む」ということの疑似体験をしなければならない。そのことが「本を読む」ということになる。要するに、本を読む読解力を持つことが重要になるのである。

しかし、昨今SNSや動画が増えてしまっていることから「読解力」はあまり伸びていない。しかし、コロナウイルスによる「新しい生活スタイル」によって、本だけではなく、様々なものを読む機会が増えたのではないか。

学力調査は3年ごとに行われているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期され、流行後の初めての調査となった。教育への影響が懸念されていたが、前回5位だった「科学的応用力」と、6位だった「数学的応用力」はいずれも15年調査と並ぶ最高の2位、5位に上がり、世界トップレベルを維持した。<上記より抜粋>

日本は、ある意味でしっかりと教育しているのではなく、SNSなどで子供たちが自主的に文章を読み、そしてそのことが読解力を持つということになるのではないか。このようなことから「日本の教育」を見直すということが重要なのではないか。しっかりとした教育をするために何をするかを決めなければならない。記憶教育では、岸田首相のようになってしまうのである。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

0コメント

  • 1000 / 1000