「宇田川源流」【日本万歳!】 舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン公演への期待
「宇田川源流」【日本万歳!】 舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン公演への期待
毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしています。日本のすばらしさや、日本の素晴らしい成果などを報道している内容を見て、また、日本の外国での活躍や、外国人が日本に来ての日本のすばらしさを書いた記事などを紹介して、その中の日本のすばらしさとは何かということを分析する企画である。その分析の中において、当然に「日本」というものが出てくる。日本人というのは、現在その場にいるだけで「日本という国で育ち、日本という文化によって自分の行動を決め、そして日本という国民性に従った結論や目標を見てゆく」ということになる。つまり、日本の賞賛ということは、実は日本人の文化や習慣、そして日本人の国民性が日本人のすばらしさを形作っているということになる。
日本のマスコミというのは何かおかしいところがあって、日本の悪いところを上げたり、単純に国際情勢や世界のことを知らずに、一部分だけを見て、日本よりも外国の方が優れているなどという報道をしてしまう。特に政治に関するところはひどいのだが、文化面でも同じような傾向があり、他国のものを持ち上げるところまではよいにしても、そのことに比較して自国である日本を卑下するような報道を行うのはよくわからない。
そのような報道ばかりを見てきている日本人は、少々自信喪失気味になってしまっていて、本当はすごいにもかかわらず、日本人のすばらしさに自信を失ってしまっているのではないか。
はっきり言って、陸路で来ることのできない日本に、これだけ多くの国の人々が入国し、観光し、そして日本の文化を称賛して帰る。そのような国はほとんどないといって過言ではないのではないか。ヨーロッパなどはシェンゲン協定(パスポートなく国境を越えられる協定)があり、陸路で移動できることからヨーロッパの国が集まるかもしれないが、しかし、その国の文化などを称賛するということはほとんどないのではないか。ましてやホスピタリティをほめるようなことはほとんどないということになるのではないか。
さて、ではその日本の文化に関して、「日本初」のエンターテイメントがイギリスで講演されるということになった。
舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン公演の神秘的な公式ビジュアルが公開
2024年4月から7月まで、ロンドン・ウェストエンドにて日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模の公演が展開する舞台『千と千尋の神隠し』。この度、ロンドン公演の公式ビジュアルとチケットの先行販売・一般販売のスケジュールが発表された。
2022年、宮崎駿による不朽の名作『千と千尋の神隠し』を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化。
主人公・千尋役をその人気と実力で数々の映画やドラマに出演し、本作で初舞台を飾った橋本環奈と、ドラマや舞台に加え声優や歌手としても活躍の場を広げる上白石萌音のWキャストが演じた昨年の公演時には、日本の5大都市劇場(東京・帝国劇場/大阪・梅田芸術劇場メインホール/福岡・博多座/北海道・札幌文化芸術劇場hitaru/名古屋・御園座)でロングラン公演を達成した。
また、公演中の5月には、大衆演劇の優れた業績を表彰する『第47回菊田一夫演劇賞』で上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞を受賞する快挙を成し遂げた。
2023 年8月に行われた名古屋・御園座の公演では、新型コロナウイルス禍のためかなわなかった英米のクリエイティブスタッフ来日も実現。日本のスタッフ・キャストと共にアップデートを重ね、先日8月26日(土)に無事幕を下ろした。
2024年には3月の帝劇凱旋公演、そして4月から7月にかけて、約2300席の客席数を誇るロンドン・ウェストエンド最大級の劇場、ロンドン・コロシアムでの初の海外公演が決定、4月からは同時に国内でのツアーも展開されるなど、大きな話題を振りまいている。
初の海外公演となるロンドン公演は東宝株式会社製作、PWプロダクションズ共同製作にて行われる。主演・千尋役の橋本環奈、上白石萌音と日英米のクリエイティブスタッフの陣営は続投。日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また海外において日本語による演劇を3カ月にわたって上演することは、東宝としても史上初の試みとなる。
この度発表されたロンドン公演の公式ビジュアルは千尋とハクの龍の姿をモチーフにしており、この公式ビジュアルが、ロンドン・ウェストエンドの街に大展開されることに。鮮やかな水流が描くハクの龍の首元のラインが千尋のシルエットを生み出す神秘的なイメージは、誰もが目を奪われることだろう。
さらに同公演チケットの販売スケジュールも併せて発表。48時間先行販売は9月5日(火)18時(ロンドン現地時間:午前10時)よりロンドン公演公式サイトにて申し込んだ人を対象に開始、一般販売は9月7日(木)18時(ロンドン現地時間:午前10時)よりの取り扱いとなる。
ロンドンで舞台『千と千尋の神隠し』がいかなる盛り上がりを見せることになるのか、その反響が今から待ちきれない!
2023年8月31日 7時40分 アニメージュプラス
https://news.livedoor.com/article/detail/24898685/
宮崎駿監督の作品に関しては、世界で称賛されているものであることは間違いがないのではないか。宮崎駿監督の内容は、まずその映画作品の舞台が「日本」であるということがよくわかる。そして、その中の登場人物も何もすべてが「日本」である。もちろんそうではない作品もある。「紅の豚」はイタリアの飛行艇乗りが主人公であるし、「天空の城ラピュタ」も「風の谷のナウシカ」も、架空の都市であっても、それが日本であるというような感覚はない。
しかし、そのように「舞台」が日本ではなくても、底に出てくる人の「カッコよさ」などはすべて日本ではないのか。日本人の国民性がしっかりと出てきているというのが、宮崎駿監督のすばらしさであり、日本人の文化と国民性を持った人々の活躍が世界で称賛されているというように解釈している。
特に「となりのトトロ」と「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」の三作品は、完全に日本が舞台で日本的な考え方が出てきている。特に平和などを強調しているわけではない。「もののけ姫」などは、逆に最後は戦いの場面がクライマックスになっている。しかし、それでも「生きること」の大切さをしっかりと伝えることになっているし、「愛情」「絆」といった内容が重要なキーワードになった内容ではないかと思います。
要するに、私が言いたいのは「宮崎駿監督の作品のすばらしさ」は、もちろん宮崎駿監督のアニメの構成やストーリー、世界観などの内容のすばらしさがあるのですが、その根底に流れる「日本人的な心」が称賛されているのではないかという気がするのである。
さて、その「作画」や「アニメ」としてではなく、「ストーリー」と「世界観」をしっかりと踏襲するということは「実写化」ということになる、当然に、本物の人間のほうが、身体の動きやアクロバティックな内容はできないなどの制約があり、また空を飛ぶなどは全くできない。となりのトトロの猫バスなどは、なかなか舞台上や実写では表現できないということになり、それが、アニメのイメージを崩す一つの要因になってしまうのである。
しかし、「千と千尋の神隠し」においては、それがしっかりとできていて、また無理がなく、かなり好評であった。その内容が、イギリスで行われるということなのである。
もちろんこの舞台のすばらしさは、橋本環奈さん、上白石萌音さんをはじめとした皆さんの努力と演技力が素晴らしく、その内容が評価されている部分があり、アニメーション以上のすばらしさがあるのかもしれない。しかし、それがイギリスで「日本語」でそのまま上演さあれるということに関して、これはまた一つ日本の文化が評価されるということになるのではないか。
日本人の文化や世界観が、高く評価される。これは来r背でうれしいことではないか。
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