「宇田川源流」 北朝鮮のミサイルとJアラートと日本の防衛

「宇田川源流」 北朝鮮のミサイルとJアラートと日本の防衛


 北朝鮮の伊佐入について、先週の土用bの前半に少し書いたり、あるいはその他の所で話したりというようになっているし、また、オンラインサロン「陰謀渦巻く世界情勢の中であなたが生き残る方法」(https://lounge.dmm.com/detail/2838/)の休日コラムで少し詳しめに書いたのであるが、しかし、こちらのブログの方では書いていないので、しっかりと書いておくことにしよう。

基本的にミサイルというのは燃料がなければ飛ばないし、また、北朝鮮がどんなに無法者の国家であっても、周辺の国全てが敵になってしまってはうまくゆかない。つまり、日本やアメリカが反発していても、北朝鮮に対して、支援をしている国があるということが大前提。そのうえで、北朝鮮に足りないものをその同盟国から輸入することになるのである。

さて北朝鮮は当然にすべての者が「足りない」と言われている。まあ、軍人は先軍主義であるから全ての国民が兵であるということになる。しかし、陸上兵器なども少なく訓練も行っていないということから、軍事的に弱いのではないかというような感覚になっている。しかし、最も足りないものは「石油」であろう。ミサイルは基本的に石油がなければ飛ばない。北朝鮮では石油が出る国ではない。つまりどこからか輸入しなければならない。その輸入先が、北朝鮮の場合中国かロシアであるということになる。

ロシアは、現在ウクライナと戦争中(一応特別軍事作戦)であり、その戦いも今一つうまくいってないということになる。その状態において、ロシアに耳目が集まっているときにおいて、北朝鮮は、その耳目が北朝鮮に集まるようにしているということになる。さて、今回中国からの中朝友誼橋を使った燃料の輸送が再開しているということになるのであろうが、それよりもロシアからの燃料輸入が増えているということが予想されるということになる。

そのミサイルが飛んでくるときに、なるのがJアラートということになる。

Jアラートの発信 これまでで最も遅く 改善策検討へ 政府

 北朝鮮による4日の弾道ミサイルの発射をめぐり、Jアラート=全国瞬時警報システムの発信がこれまでで最も遅かったことがわかりました。政府は速やかな発信に向けて改善策を検討する方針です。

 北朝鮮が4日、弾道ミサイルを発射した際、政府は関係地域にJアラートで避難情報を発信して警戒を呼びかけました。

 このうち、青森県への情報発信はミサイル発射からおよそ7分後の午前7時29分で、ミサイルが県付近の上空を通過したと推定される時刻とほぼ重なり、政府・自民党内からは「通過してからJアラートが鳴っても遅い」などと検証を求める意見が出ています。

 ミサイルに関するJアラートの最初の情報発信は2012年で、この時は発射から6分ほどかかっていましたが、運用の習熟が進んだことなどで、前回・2017年の時は、半分のおよそ3分に短縮しました。

 しかし、今回は青森県への情報発信が発射からおよそ7分後となり、これまでで最も遅くなりました。

 政府内では、2019年に情報発信の対象地域を地方ブロック単位から都道府県単位に詳しくしたため、分析に時間がかかるようになったという見方が出ています。

 政府は、わずかな遅れも軽視できないとして、速やかな発信に向けて改善策を検討することにしています。

2022年10月6日 4時14分  NHK

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221006/k10013849781000.html

 さて、Jアラートが鳴った時に、日本人はどのように行動をすべきであろうか。基本的にミサイルが上空を飛んで太平洋側に向かうという前提と、ミサイルが落ちてくる、つまり北朝鮮が日本を攻撃するという前提とで全く異なった内容になってくる。

その時に、全体の戦略を考えなければならない。ミサイルを落とした後、北朝鮮はどのような行動をとるであろうか。北朝鮮が日本に軍を率いて日本を占領するということはあまり現実的ではないというように考える。つまり、「北朝鮮がミサイルを飛ばし、その後中国かロシアが日本を占領する」ということしかないということになるのではないか。

そのように考えた場合、北朝鮮のミサイルを撃墜するということはもちろん重要なのだが、しかし、その内容の後にロシアか中国が攻めてくると考えるべk知恵あろう。もっと言えば、北朝鮮とロシアと中国が一体化し、日本は三正面の戦略を立てなければならないし、このミサイルによって何が行われるのかを考えるべきであろう。

そのように見えてから、もう一どJアラートのことを考えてみれば、ミサイルが着弾するということが在れば、その後どこかがくるような感じになる。しかし、一方でミサイルだけが着弾しても意味がない。そのように考えればミサイルの着弾地点は都市部ではなく、駐屯地であるということになるのであろう。そのように考えれば、日本側の抵抗力を失わせてその後どこかほかの国が侵略してくる。その侵略にん関しては北海道を狙っているということをロシアは主張しており、既に「アイヌはロシアの先住民族である」というように、ウクライナの東部4州と同じようなことになっているのである。

そのように考えた場合、ロシアと北朝鮮が組んでいる可能性は高いと考えて良い。そのように考えた場合、Jアラートは、駐屯地近くの人とそれ以外の都市部の人とで話が変わってくるということになろう。その内容をどの表に言えてゆかなければならない

その内容などをしっかり見て、まずは相手が多数の国であるということを考えたうえで、外交交渉を行いそのうえで国民の保護という観点で物事を見るべきではないか。そして守るべき人、戦うべき人、守られるべき人を分類し、その中で考えてゆくという子尾が重要になってくるのである。

そのような準備が日本にはまだできていない。

宇田川源流

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