「宇田川源流」【土曜日のエロ】 カップル御用達駐車場「ラブパーキング」

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 カップル御用達駐車場「ラブパーキング」


 今週も「土曜日のエロ」のい日になった。毎週エロのネタは全く尽きないのが面白い。やはりエロは、人間の本能をくすぐる内容ではないか。

さてエロの前に今週を振り返ってみよう。今週は旧ソ連のゴルバチョフ書記長、そして日本では京セラの稲森和夫元会長が亡くなったとニュースであった。ゴルバチョフ書記長に関しては、個人的には「天寿を全うするとは思わなかった」というのが正直な感想である。歴史の中でもまさかこの人が天寿を全うするとは思わなかったという人物はいないわけではない。例えば日本で言えば明治の元勲で陸軍の父といわれた山県有朋などは、まさか天寿を全うするとは思っていなかったし、また、本人もそのように思わなかったと吐露している。一方、暗殺されたくないとして、常に協調派にありロシアとも協調派であった伊藤博文は、最後にハルピンで安重根に殺されてしまうことになる。まあ、人生とはなかなか皮肉なものではないか。

さて、この歴史の現象から考えると、「相手の顔入りを伺う」ということをしてご機嫌を取っていても、それは周辺からい見るとうまくゆかないというようなことらしい。一方で「自分の信念をどんな時でも貫く」という場合は、相手が元々そのような人物であるという「人物像」が確立してしまい、その人物像にあった内容がその人の所に来る。例えば、山県有朋で言えば、長州閥・陸軍というようにしっかりとした自分の感覚があり、なおかつそのことが全くぶれずに信念を貫き通せば、山県有朋の所にその他の人々はあまり近寄らないということになる。山県有朋内閣などができても、結局は他の大臣の所に頼るということになる。人間は圧倒的に「全く自分の意見が通らない」という場合は、先に諦めてしまうということになるので、その人に対抗をしようというのではなく無視しようというような感覚になるのであろう。その「無視」が、結局暗殺を免れるポイントである。伊藤博文のように自分の意見を相手に摺り寄せれば、いつの間にか卑屈に見えてしまい、標的にされてしまう。

その意味ではゴルバチョフ書記長は「民主化」ということの重鎮であり全くその意見はぶれなかった。そのことからソ連を崩壊させロシアの共産党を排除しているということになってしまうが、それでとうぜんにうらまれているかもしれないが、しかし、「ゴルバチョフ氏ならば仕方がない」というようになる。

これはエロの世界でも同じであろう。ナンパな男がいて、片っ端から女性に声をかけていた場合と言えども、そのことを怒る人は少ない。せいぜい「いい加減にしておけ」くらいの話であろう。そのようにキャラクターが定着してしまうと、それ以上の事件に発展することはないのである。

前代未聞のカップル御用達駐車場「ラブパーキング」 管理人が語る設置の意図と売り上げ

 熊本市の山中に、ラブホテル代わりに使える「専用駐車場」が誕生した――。そんな情報がSNS上を駆け巡ったのは8月初旬のことだった。その名も「ラブパーキング」。現地を訪れた人が駐車場内の貼り紙を投稿し、そこには《朝10時~夜8時 500円/2時間毎》《夜8時~朝10時 1000円/時間内》、《山だから思いきり声が出せます》といった謳い文句が記されていた。駐車スペースはブルーシートで四方が囲われ、車内での“営み”を他人に見られる心配も無いという。

 誰が何の目的でラブパーキングを始めたのか。週刊ポスト記者は熊本市に飛んだ。8月下旬の昼下がり、熊本市西区の金峰山を登っていくと、無事にラブパーキングに到着した。敷地の周囲は鬱蒼とした木々に覆われ、虫たちの鳴き声がけたたましく鳴り響いている。

 4台分ある駐車スペースに車は1台も入っていなかったが、敷地の隅に軽自動車が停められており、その近くで高齢の男性がなにやら作業をしている。声をかけると、彼こそが管理人・田中さん(60代・仮名)だった。ラブパーキング誕生の経緯について話を聞いた。

「この敷地は代々うちの私有地なんです。以前はただの空き地で、山道を走るドライバーがUターンをしたり、ちょっと休憩するようなスペースだったのですが、時々、ドライブに来た若いカップルがここに車を停めてイチャイチャしていることもあった。それだったら、ちゃんと料金を取る駐車場にして、その代わり、カップルやドライバーが安心して休んだり、楽しめるようなスペースにしようと思ったんです。

 たとえば公園の駐車場など、公共のスペースに車を停めて、車内でカップルがエッチなことをしていたら、パトロール中の警察官や管理者などに咎められることもありますよね。場合によっては公然わいせつ罪になるかもしれない。でも、ラブパーキングはうちの“私有地”ですから、誰からも文句は言われません。

 駐車スペースはブルーシートで囲ってあるから他人の目にも触れず、公然わいせつ罪にも当たらない。実際、ラブパーキングをオープンして以来、警察などから注意されたことは一度もありません」

 利用料金は、朝10時~夜8時までの時間帯は「2時間500円」だが、夜8時~朝10時までは「フリータイムで1000円」。つまり、1000円で車中泊をすることができるので、ラブホテルに比べたら断然安上がりだ。敷地内にトイレは無いのだが、規定の時間内であれば駐車場の出入りは自由なので、車で数分の場所にある公衆トイレを利用できるし、ふもとのコンビニへ食料などの買い出しに行くこともできる。

 田中さんは管理人として、基本的に毎日ラブパーキングに顔を出し、料金の回収や敷地内の掃除、駐車スペースの増設作業などをしている。しかし常駐ではなく、夜間は管理人不在となる日も多い。ひとけのない山中で、セキュリティー上の心配はないのだろうか。

「駐車場を利用しないのに勝手に敷地内に入って来たら『不法侵入』だし、お客さんが入っている駐車スペースを覗いたり盗撮したりしたら『窃視の罪』で、どちらも懲役または罰金刑になります。私がここにいる時にそういう違法者を見つけたら警察に通報するし、私がいない時間帯でも、お客さんが警察に通報してほしい。そのことはちゃんと貼り紙に書いて、警鐘を鳴らしています。今のところ、そういったトラブルは起きていませんよ」

 取材の途中、なんと若いカップルが乗った車が駐車場に入ってきた。車は右端の駐車スペースに停まり、運転席から出てきた男性が入り口部分に取り付けてある開閉式カーテンを閉めた。その様子をじっと見届けてから、田中さんが話を再開する。

「あのブルーシートの囲いも全部私の手作りです。今年の春頃からそういった準備を色々と始めて、8月1日にラブパーキングをオープンしました。駐車スペースは現在増設中で、あと6台分増やして、全部で10台入れるようにしたいと思っています。

 ラブホテル代わりに使える駐車場というのは、日本ではここが初めてじゃないかな。事前に調べたところ、イタリアにはそういう駐車場があって、『囲いがあること』や『管理人がいること』などが条件として定められている。なので私もイタリアのシステムを参考にしました。

 こちらで宣伝したわけではないのですが、ありがたいことに若い人たちがインターネットで盛り上げてくれて、県外からもお客さんが来てくれています。料金箱の近くに『らくがき帳』を置いているのですが、それを見る限り、実際に利用してくれた方々には楽しんでいただけているようです。

 ただ、1回の利用料金が500円とか1000円ですから、売り上げは微々たるものですよ。まぁ、私はもう70歳近い年金生活者ですから、儲けようという気持ちはあまりなくて、ただ利用してくれる方々に喜んでもらえればいいと思っているんです」

 ラブパーキングが満車になる日は来るか。

※週刊ポスト2022年9月9日号

2022年8月31日 19時15分 NEWSポストセブン

https://news.livedoor.com/article/detail/22770947/

 さて、今回はゴルバチョフ書記長とは全く関係がないということになる。では稲盛会長と関係があるのかといえば、ある意味でその発想力などは関係があるのかもしれない。記事としては「山の中に空き地があって、違法駐車などがあるから、そこを整備してカーセックスができるように駐車場にした」という。まあ、この発想の転換がまさに日本人離れしているのかもしれない。もちろんこじつけである。

さて、そもそも日本において「カーセックス」という風習は根付いているのかということに考えを巡らせてみよう。実際に、日本の車というのは、基本的には狭くコンパクトカーである。アメリカの車やヨーロッパの車のように仲が広いわけではない。社内で足を延ばして寝ることができるかといえば、それは不可能ということになる。つまり、かなり窮屈な状態になる。

日本の場合、そもそも道も国土も「狭い」とされている。そのうえ人口が都市部に密集しているということを考えれば、なかなかそのような発想には至らないというのが普通の話になるのではないか。

しかし、そのような「悪条件」の方が「もえる」ということもまた真実であることは間違いがない。同時に「秘め事」というように他人に見られたいというような行為でもない。日本人の場合は、基本的に性行為を見られた場合は、恥ずかしいと感じるのであり、なかなか見られて興奮するというような人は少ないのが現状であろう。そのように考えた場合、「見られることがない」という話題はなかなか面白い。それよりも、なぜ「野外で好意をする」という発想ではなく「カーセックス」としたのかということの方が興味がある。もちろん、周辺の環境などがあり屋外の行為に不向きなのかもしれない。しかし、そこをあえてカーセックスにしているところが非常に興味深い所ではないか。ある意味で「限定する」ということが、「利用者のさらなる発想の転換」を生むことになり、そのことが更なる話題を呼ぶということになるのであろう。

ある意味で、この記事はそのように様々な考え方になる。もちろんこの場所を舞台にしたアダルトビデオなども出てくることになると考えれば、なかなか面白いことになり、その中でさらなる発想が出てくるのではないか。まあ今後の発展が楽しみなのと同時に、他にも同じような場所が出てくるか、そこも興味のあるところである。

宇田川源流

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