「宇田川源流」 原子力発電所を攻撃基地として使うロシアの「追い込まれた現実」

「宇田川源流」 原子力発電所を攻撃基地として使うロシアの「追い込まれた現実」 


 今年の2月24日からロシアのウクライナ侵攻が始まっており、現在もまだ継続して行われているのが現状なのであるが、実際にどのようになっているのであろうか。この現状に関して、様々な感想があると思う「善連スキーが頑張っている」「ウクライナが頑張っている」というような内容のものも少なくないし、またロシアのプーチン大統領に対する反戦の訴えの内容も少なくない。日本の国内には、なんだかわからないが世界を裏で操っているという「ディープステート」なる組織があってそこに動かされて戦争が起きたのだというような戦争を擁護するような声も存在する。ある意味で人間の想像力というのは非常に無限に続くのであり、また「ない」という悪魔の証明は基本的には不可能なのであるから、まあ、ディープステートなどという組織の存在も否定を証明しることはできないのであるが、残念ながら、そのような巨大な影の組織が存在するというような話は、一部の陰謀論者以外はあまり相手にしないようなのである。

 さて、そのような意見の中で「意外とロシア軍って弱いのではないか」というような声が、意外と無視できなくなってきている。さすがにロシア軍が負けるというような声は指しガニ少数派かもしれないが「もっと早くウクライナを占領すると思ていた」というような声や「ロシアが圧倒的な強さがあったはずではないのか」というような声が少なからず存在する。

 そもそも「ロシアの敗北」ということを言う人がいるが、今回のウクライナ侵攻に関して「勝利」とは何で「敗北」とは何なん岡という定義がしっかりしていないということが見えていない。そもそも今回の内容は宣戦布告をしての戦争ではないので、単純に予告なしに一方的に軍をすすめた違法の戦闘行為であり、その意味では何が目的かということは推測を考えるしかない。

 一応その中で物事を整理して考えてみれば、「ドネツク・ルハンシクの二つの州の独立」の支援であり、なおかつそのことに関してのウクライナ人によるロシア系住民の虐殺の排除ということが目的であり、そこに副次的目的として、その犯人を捕まえるということを、少なくとも2月から3月にかけてプーチン大統領は主張していたのである。基本的にプーチン大統領の現に従えば、その犯人の首謀者がネオナチといわれる人々でそれを保護しているのがゼレンスキー大東y労であるということから、結局はキエフにいるゼレンスキーを拘束してウクライナを乗っ取るということを目的にしているのであろうと推察された。

 しかし、その目的ができていない。

 二州の独立に関しても、実は5カ月たった最近やっとロシアが実効支配しているので会って、ウクライナの抵抗を受けている所帯である。同時に、キエフへの侵攻は途中是挫折せざるを得ない状況にあったということになっている。はっきり言って、南部戦線では現在ウクライナの反撃が行われているということを考えると、まだその状況が落ち着いていないということを意味しているのである。

 さてロシア軍の本当の強さは強いのであろうか。

原発に複数回の砲撃…「相手の攻撃だ」と非難し合うロシアとウクライナ

 【キーウ=工藤彩香】ウクライナを侵略しているロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所の敷地内や周辺が5日、複数回の砲撃を受けた。ロシアとウクライナの双方が「相手の攻撃だ」と非難し合っている。欧州最大規模の原発で激しい戦闘が始まれば大惨事になりかねず、緊張が高まっている。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は5日夜、露軍が5日、ザポリージャ原発に2回の攻撃を行ったと主張した。国営原子力企業「エネルゴアトム」は、原発には昼と夕に3発ずつの攻撃があり、送電線や、敷地内にある設備が被害を受けたと説明し、「放射性物質が飛散するリスクもある」と訴えた。

 露国防省は5日夜に出した声明で、ウクライナ軍が5日夕、ザポリージャ原発と、原発があるエネルホダル市に向け、3回に分けて計約20発の砲撃を行ったと発表した。一部の原子炉で、関連設備の停電や発電量の低下が起きたという。

 露軍はザポリージャ原発の敷地内に多連装ロケット砲を持ち込むなど軍事拠点化しており、原発からドニプロ川対岸の都市ニコポリへの砲撃を続けている模様だ。地元の州知事は5日朝、ニコポリに40発の砲撃があり、住宅やバスが被害を受けたと発表した。前日にも住宅地が60発の砲撃を受けた。

 南部ミコライウでも5日、露軍の大規模な攻撃があり、ウクライナ大統領府の高官によると、住宅などが砲撃され、1人が死亡、約20人が負傷した。

2022年08月06日 12時25分 読売新聞

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12213-1793369/

 さて、私のところにもたらされている情報をあえて公開することにする。最近、ニュースで入る者しか出していないので、それしか情報がないかのようにみられているので、たまにはしっかりとした情報をこの辺で見てゆく必要があるのかもしれない。なお、基本的に、情報は常に入ってきている。一応世界の情報を「情報でバーターする組織」に入っているので、その内容がそれなりにしっかりと入っている。ちなみに私から出している情報は日本の文化論なので、少なくとも軍事機密には当たらないことを申し述べておこう。この辺の文化論などはオンラインサロンなどにおいて記載しているので、参考にしていただきたい。

 さて、まずロシアの2月24日時点のウクライナ侵攻参加人数は23万人といわれている。これは「兵員」出会って「軍属」が含まれていない。ニュースを読むときにしっかりと気にしなければならないのは「兵員(軍人)」が死んだのか「軍事関係者」が死んだのか、または「民間人」が死んだのかということの区別が飛鳥になるのである。

 軍人は戦争で死んでいるのであるから、もちろん死んでよい命などはないとは言うものの侵略戦争などにおいては死んでも仕方がないというように解釈される。一方「軍事関係者」という中には「非戦闘員」が含まれる。ウクライナ側の場合は生活者である民間人が入るのでわかりやすい。しかし、ロシア側がウクライナに侵攻する民間人がいるはずがないと、日本人はすぐに短絡的な平和ボケ的な考え方をする。

 戦争は、当然に兵員だけで行うわけではない。当然に「軍医」という制度もあるし、また、食事を作るとか補給をする、選択をする、機械の整備(兵器ばかりとは限らない)の人々がいる。ついでに従軍記者がいるということになる。この中で、軍に所属している民間人、例えば軍医や看護師、または整備士など、軍の行動に必要だが戦闘をしない人々のことを「軍属」といい、それ以外を「従軍民間人」という。これらもすべて含めて「軍隊」を構成していることになる。

 さて、「兵員」というのは、軍人だけであるから、これらの軍属や従軍民間人は含まれない。翌憶測地(イギリスやアメリカの情報部発表の数字)で、「ロシアの兵員の犠牲者は4万人程度」などと数字を出しているが、実際には、それは「軍人」であって、軍属などの民間人の数が入っていない。そこで様々な情報を得て、この数字を出してみると、どうも8万人~10万人が「死亡」または「負傷(重賞により活動不能)」または「逃亡」というようになっている。特に、補給物資を運ぶトラック運転手や、輸送要因、または戦車やトラックの機械整備士がかなりやられているようである。

 ロシア国内では、軍人の募集だけではなく、これらの軍属の募集もできない状況になっており、軍医や従軍看護師も不足している状況であるということになっており、そのことから、中国や中央アジアより様々に移民を受け入れている。もともとは軍属の身を撃入れるという予定であったが、それでは入ってこなかったり、中国の厄介払いの犠牲になって使えない人材が入ってくるので、家族ごと入れて、その家族を人質に取って動かすということをしなければならない状況になっているという、

 そのような状況は何を意味しているかといえば、上記のように「相手から攻撃されない部分からの攻撃」ということになる。しかし、このような原子力発電所管区内における攻撃拠点使用は、逆に攻撃されると軍属も従軍民間人もすべて「被爆」するということになり、一発で数千人規模、一個大隊規模の戦闘不能を作り出すことになりかねないのでありまた、攻撃だけではなく、「事故」でも同様になってしまうことになる。つまりロシア軍の不手際による内容でもそのようになってしまうということになっているのである。

 それでもこのようなところから攻撃しなければならない事情は何か。

 単純に「ロシア軍が、思い通りに軍をすすめられていない」ということであり、単純にハイマースというアメリカの親壁によるものばかりではないと考えられる。では一体何が問題なのか、ロシアに何が起きているのか。

 そのことはまた別途解説をすることにしたい。

宇田川源流

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