「宇田川源流」【現代陰謀説】 バイデンの無策によって世界が二分化する「世界大戦前夜」
「宇田川源流」【現代陰謀説】 バイデンの無策によって世界が二分化する「世界大戦前夜」
毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現代に動いている陰謀を、なるべく解き明かせるように、その手法をここでご昇華敷いているという内容である。何度も行っているのであるが、ここに陰謀の内容を書いているのではなく、ここには通常のニュースから見ることのできる内容を記載して、皆さんが何か特別なことをすることなく、先が見通せるようにしているのであって、ここに書いていることが万能ではない。
実際に、本来陰謀を明らかにするには、その中に潜入し、そして、そのなかにおける様々な内容を明らかにし、そして事実を繋ぎ合わせてその内容からすべてを明らかにするということが必要になる。当然に、その中には相手が嘘をついていることなどもあり、真偽を確かめることから、その内容の分析そしてその効果などを分析し、その影響を考え、そのうえで、場合によってはカウンターを準備するというようなことになるのである。
しかし、一般の読者の皆様にそのようなことを求めても意味がない。もちろん、そのようなことに、第三者的というか、無責任に興味がある人は少なくないのではないか。スパイ映画が痛快で面白いと感じる人が少なくないのは、そのようなことに違いないからである。しかし、実際に情報の仕事はもっと地味であるし、その地味な内容をいかに考えてゆくかということを訓練しなければならない。そのためには、現在の日本人の置かれた環境の中で、毎日できることで訓練をしてゆかなければならないのであり。その訓練をいかにうまくやってゆくかということまで言及しなけれbならないのではないか。
そのような意味で「現在公開されて、日本で日本語で読むことのできるニュース」から、一般的な中でも少々詳しい(ある程度考えられる詳しい内容)を考え、そのうえで、当然に導き出される帰結から、陰謀を紐解いてゆくという手法を、この連載では行っている。要するに、普通の人でもできることをして、単純に言とあるマスコミの世論誘導に引っかからないようにするということを目的にしているのである。このようなことが日常的にできている人しか、その次には進めない。もっといえば、情報のセンスそのものを磨いてほしいということに他ならないのである。
さて、今回はそのような中で「世界の二分化」である。
イラン、カメラ27台撤去へ=核合意再建に「致命的」―IAEA
【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日にウィーンで記者会見し、IAEAがイランの核施設に設置した監視カメラのうち27台を撤去するとイランが通告してきたと明らかにした。米欧主導で、IAEA理事会がイランを非難する決議を採択したことに同国が対抗措置を取った。
これらのカメラは、イラン核合意が定めるウラン濃縮活動の制限が順守されているか確認するため、中部ナタンズの核施設などに設置された。核拡散防止条約(NPT)の下での査察などを定めた「包括的保障措置協定」に基づき設置されたカメラ約40台は、引き続き稼働するという。
イランは主要国と核合意の再建交渉を行ってきたが、グロッシ氏は、3~4週間で解決策が見つからなければ、核合意への「致命的な打撃」になると語った。グロッシ氏は6日、イランにある濃縮ウランが、核兵器への使用も排除できない水準を示す「有意量」に達するまであと数週間だとの認識を示していた。 【時事通信社】
2022年06月09日 22時47分 時事通信
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-1681876/
ロシアがウクライナに侵攻したことは、改めて何かを言う必要がない。そのことによって、国連は様々な意味で大きな問題を抱えているということになっている。基本的には、国連安全保障理事会において、中国とロシアの拒否権によって全く何も決まらないということになってしまっているのである。それでも国連はなんとなく頑張っているが、しかし、国連の指導によってロシアのウクライナ侵攻が終わるわけではなく、また、戦争の激化や一般国民の犠牲が減るわけでもないのである。国連というそしきそのものの存在感が薄れてきていることは、間違いがない。
さて、そのようなロシアのウクライナ侵攻がもたらしたのは、「世界の二分化」である。正確に言えば「無関心」ということを含めて「三分化」なのである。国連の決議においても「賛成・反対・棄権」と三分化してきているのであり、そのことを冷静に見てゆかなければならないということになる。
そのうえで、あえて二分化としているのは基本的には三分化し、に文化の両極が間の中立国を奪い合うという構図になりつつあるからである。その時には、ロシアあるいはアメリカ、旧東側と西側という二つの陣営のどちらにつくことになるのかということが大きな問題になるのであるが、それだけではなく、「地元の敵が、敵方にいついたので、保護を求めてもう一つの陣営につく」ということも往々にしてあり得る。つまり、ロシアまたはアメリカというようなイデオロギーやそのほかの考え方に寄せているのではなく、地域の敵対関係の状況から、そのような選択肢が生まれるということを意味しているのである。
これは戦国時代の日本でも往々にしてありうることであり、そのことから「信長包囲網」ができたことによって武田信玄と上杉謙信は宿敵であったにもかかわらず停戦することになるのである。
さて、今回も同様のことが行われている。
ロシア=中国という「反米」連合は徐々に北朝鮮やイランということを巻き込み動き始める。北朝鮮はもともとロシアとも中国とも親しいということになるのであるが、それだけではなく、やはりアメリカと同盟している韓国との関係が大きいということになる。基本的に韓国と北朝鮮は、休戦はしているものの、まだ終戦はしていない敵対国なのである。文在寅前大統領などは、そのような北朝鮮に酔った政策をしていたのであるから、敵国のスパイといわれても仕方がない。一方のイランも反米反英ということが中心になるのであるがそれだけではなく、イスラエルとの問題がありまた、スンニ派との対立もある。基本的には中東で「イランとサウジアラビア」がシーア派の中心とスンニ派の中心として安定すれば、中東が安定するのであるが、現在はその二つが双方ともに混乱しているということになるのであるから、なかなかうまくゆうものではない。
このように考えると
・ ヨーロッパにおけるロシアとNATO対立
・ 極東における中国・北朝鮮VS台湾・韓国対立
・ 中東におけるイラン・フーシ派VSイスラエル・スンニ派対立
というような感じで、世界各国で二分化が始まっているということになる。国連が世界統一、世界平和の象徴であるとすれば、その無力化は世界の二分化につながるということになっているのである。
そのイランの象徴的なものが「イランの核合意」ということになり、その二分化は「ロシア=中国連合の核武装化」ということで、北朝鮮やイランの核武装ということが基軸になってきていることが明らかになるのではないか。
そのことがもたらす世界の未来はあまり明るくないことだけは確かなのであるが、それをどのように避けるのか。日本の外交も、その平和に貢献するようにしなければならないのではないか。
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