「宇田川源流」【土曜日のエロ】 「ステルシング」という性暴力なのかと話題になっているドイツ人女性

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 「ステルシング」という性暴力なのかと話題になっているドイツ人女性


 毎週土曜日は「土曜日のエロ」である。本当に毎週楽しみな連載で、はっきり言って、この文章を書くことは、他の文章と違ってあまり苦にならない。なんとなく自然と文章が出てきてすらすらと書けてしまうということがある。私の事を見ている人は、文章が簡単にできるものと思っているかもしれないが、実際には、意外と苦労している。その苦労の時間が短いだけの話である。それに比べれば、この「土曜日のエロ」は本当に何も考えないで指が勝手に動くというような感じである。私としてはありがたい話なのであるが、逆に、自分がエロであることを再確認してしまうものなのである。

さて、今週は何があったであろうか。まずは、大きく報じられたのは、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟申請ということになる。この両国にしてみれば、ウクライナにようになる前に、策に同盟の傘の中に入ろうということになるのであろう。今回のウクライナを見ていれば、そのようになるのはある意味で分からないでもない。もう一つ入りそうなのがモルドバなのであるが、このスウェーデンとフィンランド、モルドバの首相は全て「女性」なのである。この三人の女性が、「女性的な感覚」で、自分では国民を守れないというような感覚になった瞬間に、NATO加盟ということになる。女性であるからということを強調しているが、ある意味で、女性というのは「浮世の義理」とか「今までのつながり」ということよりも、「安全」とか「守る」ということを重視する傾向があり、また「権利」を特に重視するというような政治的傾向がある。もちろん、性別で差別をするつもりはないのであるが、そのように考えられる女性政治家が少なくないことは間違いがない。忠、本来は権利と義務のバランスが大事なのであるが、女性の場合、そのバランスを欠いてもその傾向を強めてしまうということになるのである。

その為に、この二つの国とモルドバの動きは注目していたのであるが、結局ロシアの脅威ということに関して、自分の中で排除できなかったということになろう。当然に、その内容は大きな歴史を動かすことになる。当然に、同盟に加盟するという動きは、そのままかのお立ちあ首相を辞めた後も続くことになり、同盟関係という枠組みが世界に中で広がるということになる。

ロシアは、そもそもウクライナに対してこのような結果になるとは思っていなかったに違いない。しかし、「勝負は下駄をはくまでわからない」とはよく言ったものだ。特に、市民の虐殺ということは、非常に大きなインパクトを与えたことになるので、その内容が大きく影響することになる。この県はまた改めて話をすることになろう。

さて、またエロの話に話題を移そう。

【海外発!Breaking News】妊娠するため避妊具に穴を開けた女、相手の男性に訴えられ性的暴行で有罪に(独)

 このほどドイツの裁判所に出廷した女の犯行に多くの関心が集まっている。妊娠を望んでいた女は相手の男性が使用するコンドームに密かに穴を開けたため、性的暴行の罪で有罪判決が下ったという。『The Mirror』『India Today』などが伝えている。

 ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州のビーレフェルト地方裁判所で行われた裁判が注目を集めている。裁判では、同州リッペ郡バート・ザルツウフレンに住む39歳の女がコンドームに密かに穴を開けて性行為をしたため、性的暴行の罪で有罪となった。この判決は現地紙が今月4日に報じたことで、多くの人が知ることとなった。

 女は2021年初めに42歳の男性とオンラインを通じて知り合い、カジュアルな性的関係を続けていたという。しかし女は関係を続けていくうちに、男性に対して深い恋愛感情を抱くようになった。一方の男性は、女と深い関係になることは全く望んでいなかったようだ。

 そんな中で女は男性と一歩進んだ関係になるためにある日、ベッド横のサイドテーブルに保管していたコンドームに密かに穴を開け、彼の子供を妊娠しようと試みたという。その後、女は「あなたの子供を妊娠しているかもしれない」とメッセージを送り、男性を驚かせた。

 コンドームで常に避妊していたはずの男性は女の妊娠を不審に思ったが、「密かにコンドームに穴を開けた」と打ち明けられて非常に憤りを感じたようだ。男性はこの女を刑事告訴したが、検察と裁判所は女の行為について犯罪と認めたものの、ドイツではこれまでに同様のケースがなかったため、どのような罪に問うべきか悩んでいたという。

 その後の裁判で、女の犯行は「ステルシング」にあたると判断された。ステルシングとは、性行為中に相手の同意なくコンドームを外したり破損させる性暴力を意味する。通常であれば女性が被害者となる犯行だが、今回のケースにおいては女が男性に対して性的暴行を働いたと結論付けた。

 アストリッド・ザレフスキー裁判長(Astrid Salewski)は「この規定は逆の場合も適用される。男性の知らないうち、あるいは同意なしで女性は密かにコンドームを破損させた」と述べ、女に執行猶予6か月の有罪判決を言い渡した。

 また過去にこのようなケースは前例がなかったため、同裁判長は「この日我々は、ここに法の歴史を刻むことになった」と法廷で述べている。

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

2022年5月12日 4時1分 Techinsight

https://news.livedoor.com/article/detail/22147561/

 「ステルシング」という言葉を知っているであろうか。

ステルシングとは、性行為中にコンドームを密かに取り外したり損傷させたりし、相手に隠してコンドームを外した状態で性行為をするという性暴力のことをいう。この言葉自体が2010年くらいからの言葉なので、私のような古い人間にはあまり良くわからない。いずれにせよ、子供を作りたくない(つまりプレイとして性行為を楽しみたい)という人がいる状態で、もう一人が単純にコンフォームなしでしたいというときに、性行為の途中でそれを外してしまい、妊娠の危険性や、感染症にかかる可能性が出てくることになる。何よりも「妊娠するかもしれない」「病気になるかもしれない」ということで不安にさいなまれる人がすくなくない、その意味で心が傷をつくということになるという。

さて、あえて「人」と書いて、「女性」とは書かなかった。もちろん、「妊娠の恐怖」ということになれば「女性」というようになるが、「感染症」となった場合には、男性も意外さになりうるということになるのである。

今回の記事の内容は「ステルシング」が男性に適用されるということがドイツで例が出たということになる。それも「感染症」ではなく「女性の妊娠」という現象で、女性側のステルシングを認めたというのである。

女は男性と一歩進んだ関係になるためにある日、ベッド横のサイドテーブルに保管していたコンドームに密かに穴を開け、彼の子供を妊娠しようと試みたという。その後、女は「あなたの子供を妊娠しているかもしれない」とメッセージを送り、男性を驚かせた。<上記より抜粋>

つまり「望まない、性行為相手の女性が妊娠するということは、男性にとっても精神的な被害がある」ということになったということになる。当然に、ドイツも「悩んだ」ということが上記以下いているが「心の傷」ということを罪刑の対象にするのであれば、当然に男性が望んでいない、そのうえ避妊をしっかりしているはずの状態で相手が妊娠したということ、そしてそこに「偽計」があるということに対して、ステルシングの観点が使われてもおかしくはないということになる。

「この規定は逆の場合も適用される。男性の知らないうち、あるいは同意なしで女性は密かにコンドームを破損させた」<上記より抜粋>

この裁判官の認識は、「男女平等」という考え方の上では、至極真っ当なモノではないかと思う。

なお、日本では、この件に関しての直接規制した法律はない。

 日本においては、2021年9月16日に法務大臣による「性犯罪に対処するための法整備に関する諮問」(諮問第117号)がなされ、これに対応して2021年10月27日に法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会第1回会議が開かれたが、この諮問にはステルシングについて触れられていない。

 しかし、「暴行罪」または、「傷害罪」また、このようなことで結婚を迫るというようなことや、養育費を求めるようなことになれば「詐欺罪」「強要罪」「恐喝罪」などが適用される可能性がある。まあ、今のところはそこまでの内容はないと思う。日本の場合は2012年まで「強姦罪」は男性だけに適用される犯罪であったということであったくらいであるから、まだ真の意味での男女平等は遠いのではないか。

宇田川源流

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