「宇田川源流」【日本万歳!】 弥栄 年頭所感の天皇陛下のお言葉全文
「宇田川源流」【日本万歳!】 弥栄 年頭所感の天皇陛下のお言葉全文
今年も月曜日は「日本万歳!」をお届けする。
さて、本日はあまり私が書くものではなく、天皇陛下の年頭のお言葉を、それを報じた記事と、その全文をそのままお届けする。
天皇陛下は、1月1日には「四方拝」という、昔の四大節である「紀元節」「四方節」「天長節」「明治節」の中の、重要な儀式を行っている。そのことに関してはあまり報じられていないので、その部分だけここに書いておこう。
四方節は1月1日に、この国に年神様を迎え、なおかつ今年一年日本の周辺の四方の神に祈り、その禍などを取り除くことをお願いし、天皇陛下自身がその禍の表に立ち、国民を守るという姿勢を表し、神に誓う儀式である。
その中の祝詞(祝詞といってよいのかどうかはわからないが)はこのようなものである。
賊寇之中過度我身(ぞくこうしちゅうかどがしん)
毒魔之中過度我身(どくましちゅうかどがしん)
毒氣之中過度我身(どくけしちゅうかどがしん)
毀厄之中過度我身(きやくしちゅうかどがしん)
五危六害之中過度我身(ごきろくがいしちゅうかどがしん)
五兵六舌之中過度我身(ごへいろくぜつしちゅうかどがしん)
厭魅之中過度我身(えんみしちゅうかどがしん)
萬病除癒(まんびょうじょゆ)、
所欲随心(しょよくずいしん)、
急々如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)
四方拝の時に、天皇が唱える言葉の一部は、必ずこれが入ると皇室に関する本に書かれております。これを訳しますと下記のようになります。
<訳>
賊寇は必ず我が身を通して下さい
毒魔は必ず我が身を通して下さい
毒氣は必ず我が身を通して下さい
毀厄は必ず我が身を通して下さい
五危六害は必ず我が身を通して下さい
五兵六舌は必ず我が身を通して下さい
厭魅は必ず我が身を通して下さい
民のあらゆる病は、除かれ、癒やされますように
民が欲することは、心のままに全てかないますように
この旨、すみやかに、律令のごとく正確に・しっかりと行われますように
このようなことを祈ってくれている天皇のお言葉なのである
日本人はなんて幸せなのであろうか。このような祈りの気持ちが、しっかりとこのお言葉の中に表れているのである。どこかの国のように隣の国の侵攻を宣言してみたり、突然ミサイルを売ってみたりするのとは大きな違いではないのか。
今日は、記事の後ろには文章を書かないので、ゆっくりと天皇陛下のお言葉をかみしめてください。
しかし、本当に日本人に生まれて良かった。
天皇陛下「痛みを分かち合い、支え合って」 新年ビデオメッセージ、半分以上かけコロナ禍言及
宮内庁は元旦にあたる2022年1月1日朝、天皇陛下によるビデオメッセージを公表した。19年まで1月2日に行ってきた新年一般参賀が、新型コロナウイルス感染症の影響で2年連続して中止されたことを受けた措置。2回目となる新年ビデオメッセージは、字幕入りで公表された。
6分弱あるビデオメッセージのうち、半分以上の3分30秒をかけてコロナ禍に言及。命を落とした患者に「哀悼の意」、医療従事者に「敬意と感謝の意」を表した。コロナ禍による経済難にも「心が痛みます」と言及し、「痛みを分かち合い、支え合って、この困難な状況を乗り越えていくこと」を呼びかけた。
■「仕事を失ったり苦しい生活状況に陥る方も多く、心が痛みます」
天皇陛下は冒頭、
「亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、大切な方を亡くされた多くの方々に心からお見舞いを申し上げます」
と述べるとともに、医療従事者の活動について
「並々ならぬご尽力に改めて敬意と感謝の意を表します」
とたたえた。重症患者や死亡者の減少で「明るい兆しが見えてきたようにも思われます」とする一方で、オミクロン株という「脅威にも直面しています」とも指摘した。
国内外の課題にも触れた。国外については、感染者が増加している国があったり、ワクチンが入手できなかったり、必要な治療を受けられない人も多いとして「このような状況が早く改善することを願っています」。国内では、コロナ禍による経済難を念頭に、
「仕事を失ったり苦しい生活状況に陥る方も多く、心が痛みます。助けを必要としている方々のところに、多くの温かい手が差し伸べられることを願ってやみません」
と話した。その上で、次のよう呼びかけた。
「国民の皆さんのこれまでのご苦労もいかばかりかと思いますが、今一度私たち皆がこれまでの経験に学び、感染症の対策のための努力を続けつつ、人と人とのつながりを一層大切にしながら、痛みを分かち合い、支え合って、この困難な状況を乗り越えていくことを心から願っています」
■オリパラは「選手や関係者の努力により多くの人々に勇気と希望」
コロナ禍以外に、21年で発生から10年を迎えた東日本大震災と、21年に起きた台風や大雨の災害にも触れた。東日本大震災については、
「多くの方々が困難な状況の中で、今なお苦労を重ねておられることを案じています」
とし、21年に起きた災害には、
「多くの方が被害に遭われ、亡くなられたことに胸が痛みます。これからも被災地の方々に心を寄せていきたいと思います」
と話した。
感染症と災害以外には、開催の是非をめぐり世論が割れた東京五輪・パラリンピックについて言及。「選手や関係者の努力により、多くの人々に勇気と希望を与えるものとなったことと思います」とした。
ビデオメッセージには皇后雅子さまも同席。天皇陛下に続く形で、次のように話した。
「昨年も、多くの方にとってご苦労の多い年だったのではないかと思います。また、年の暮れからの寒波で大変な思いをされている方も多いのではないでしょうか。どうぞ皆様、くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように。今年が皆様にとって少しでも穏やかで実り豊かな年となりますよう、心からお祈りしております」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)
2022年01月01日 13時53分 J-CASTニュース
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12144-1402998/
天皇陛下 新年ビデオメッセージお言葉全文
新年に当たり、天皇陛下が皇后さまとともに、宮内庁を通じて公表されたビデオメッセージの全文は次のとおり。
◇
【天皇陛下】
新年おめでとうございます。
【皇后陛下】
おめでとうございます。
【天皇陛下】
今年も、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、一般参賀で皆さんに直接お話をすることが残念ながらできません。そこで、昨年と同じようにビデオで御挨拶をしようと思います。
この1年も新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、国の内外で多くの方が感染し、亡くなりました。亡くなられた方々に、深く哀悼の意を表しますとともに、大切な方を亡くされた多くの方々に、心からお見舞いを申し上げます。また、これまで、献身的に治療に当たってこられた医療従事者の皆さんの並々ならぬ御尽力に改めて敬意と感謝の意を表します。
我が国では、幸いにしてワクチン接種が行き渡ってきたことや、国民の皆さんのたゆみない努力などにより、新型コロナウイルスの感染者の数が一時に比べて大きく減少し、随分と落ち着きを見せています。また、新型コロナウイルス感染症により重症化する方や亡くなる方も確実に少なくなってきており、明るい兆しが見えてきたようにも思われます。同時に、今、私たちは、オミクロン株という、新たな変異ウイルスの脅威にも直面しています。
海外に目を向けると、感染者数が増加している国も多く、中には、ワクチンが手に入らなかったり、必要な治療が受けられない人々も大勢おり、このような状況が早く改善することを願っています。
国内にあっては、この新型コロナウイルス感染症の影響により、仕事を失ったり、苦しい生活状況に陥る方も多く、心が痛みます。助けを必要としている方々のところに、多くの温かい手が差し伸べられることを願ってやみません。
国民の皆さんのこれまでの御苦労もいかばかりかと思いますが、今一度、私たち皆が、これまでの経験に学び、感染症の対策のための努力を続けつつ、人と人とのつながりを一層大切にしながら、痛みを分かち合い、支え合って、この困難な状況を乗り越えていくことを心から願っています。
そして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収まり、皆さんと再び直接お会いできる日が来ることを心待ちにしています。
昨年は、東日本大震災の発生から10年を迎えた年でした。人々のたゆみない努力により、一歩一歩復興が進んできていますが、その一方で、多くの方々が、困難な状況の中で今なお苦労を重ねておられることを案じています。また、昨年も台風や大雨により、多くの方が被害に遭われ、亡くなられたことに胸が痛みます。これからも被災地の方々に心を寄せていきたいと思います。
私たちの前には、まだ様々な困難が横たわっていますが、そのような中にあって、昨年夏に行われた東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、選手や関係者の努力により、多くの人々に勇気と希望を与えるものとなったことと思います。
本年が、皆さんにとって、明るい希望と夢を持って歩みを進めていくことのできる良い年となることを、心から願っています。新年に当たり、我が国、そして世界の人々の幸せと平和を祈ります。
【皇后陛下】
昨年も、多くの方にとって御苦労の多い年だったのではないかと思います。また、年の暮れからの寒波で大変な思いをされている方も多いのではないでしょうか。どうぞ皆様くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように。
今年が、皆様にとって少しでも穏やかで、実り豊かな年となりますよう、心からお祈りしております。
「希望と夢持てる良い年に」天皇陛下、動画で新年のお言葉
2022/1/1 05:30 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20220101-3JNGY5V6WJNU5GMLXEDQ6EEG24/
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