「宇田川源流 日本万歳!」 日本語という言語のすばらしさで日本人の想像力が養われる

「宇田川源流 日本万歳!」 日本語という言語のすばらしさで日本人の想像力が養われる


 月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本は私が思うところ本当に素晴らしい国である。日本人は、その本当の日本人のすばらしさをわかっていないのではないか。そう思ってしまったので、日本人の素晴らしいところを気付かせられるように、その内容を見てゆこうと思っているのである。

 さて、日本人の中で日本人と思えることは何であろうか。外国に行って、日本人が安心することの最も大きなことは「流ちょうな日本語が聞こえる」「日本語で会話ができる」ということではないか。外国にいて皆が外国人の時に、日本語で話ができるということは非常に安心する。

 さて、世界の言語は三種類に分類される。日本語は世界でも珍しい「膠着語」といわれるもので、膠のような物、日本語の中では助詞や助動詞などによって様々な言語を付けることができる。そのために、日本語は結論などを聞く時になかなかもどかしい場合がある。文章が完全に終わってみないと、英語や他の言語(それらは屈折語というように分類されるのであるが)などのように、一番初めに結論が出ることはない。膠着語の場合は、接続詞などを使ってずっと結論を先延ばししてしまうことになってしまう。

 しかし、そのことから様々な文章を入れることができる。そのことから感情的に微妙な内容が全てできるようになっているのである。日本語ほど素晴らしく、人間の心や目に見えないことを表現することができるのである。このことは、かなり微妙な内容までわかるし細かいところまで様々な内容を考えられるようになっている。

 このことから、日本人は「相手の感情を汲む」ということもできるし、また「感情を表現する」ということもできる。それだけではなく日本人は細かいところまで気を配るということができ、そして相手の事や時間軸を超えた未来屋過去など「現在見えないこと」迄思想を巡らせることができるのである。

 そのことから、「社会の目」「おてんとうさまが見ている」というような独特の倫理観がある。言語そのものが思考の原点になりそして倫理観に繋がっている。他の国に関してはわからないが、少なくとも日本人に関してはそのようになっているということになる。

「指名手配犯と瓜ふたつ」Twitterで“#10文字ホラー”が話題 投稿主「予想以上」

 応募総数3031作超の短編小説「54文字の物語」の仕掛け人でもある企画作家・氏田雄介(@ujqn)さんがTwitterで公開した“あるサイト“が話題になっている。

 注目を集めているのは投稿主の氏田さんが公開した“#10文字ホラー大賞”のサイト。そのサイトでは、10文字ぴったりでホラーに感じる文を投稿することができる。実際に氏田さんが作ったという“#10文字ホラー”は「一部屋だけ異常に安い」「指名手配犯と瓜ふたつ」「昨日埋めたはずなのに」とどれも恐怖を感じる一文となっている。

 また、Twitter民から寄せられた“#10文字ホラー”は、「誰も居ないのに顔認証」「私が来ても開けないで」「今、目、あったよね?」「確かに窓は閉めたはず」など心霊系に関するものや「え羽田じゃない成田だ」「自分以外みんなスーツ」「ミュートにして下さい」「UNOって言ってない」など日常に関するホラーの投稿も寄せられた。

 ニュース番組「ABEMAヒルズ」は、企画主で投稿主の氏田さんを取材。今回の“#10文字ホラー大賞”を企画したきっかけは「3年前に『54文字の物語』シリーズを書いている過程で『もっと少ない文字数でストーリーを感じさせる文章が作れないか?』と思い『10文字ホラー』を開発した」と説明してくれた。

 今回改めて“10文字ホラー”を本格的に「流行らせたい」と思った氏田さんは、デザイナーやエンジニアの協力も得て「画像ジェネレーター」を作り「大賞」を開催したという。本サイトの反響について氏田さんは「予想以上に盛り上がり1日だけでも5万件以上の応募が!!自分では思いつかないような発想の作品ばかりで見ているだけで楽しいです」と明かしている。

(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

2021年6月26日 11時37分 ABEMA TIMES

https://news.livedoor.com/article/detail/20431631/

 さて、その日本語の特性を最もよく表しているのが、今までは「俳句」であるといわれている。俳句は17文字で、様々なことを含め、そして画像などもすべて伝えることができる。たった17文字の中でも、感情などを表現することができるということがある。日本人の言葉は、修飾語や擬態語、擬音語などによって様々なことを表現するということでだけではなく、その言葉によって想像を行うことができる。もちろん他の国の言葉でも、短い言葉から様々なことを想像することができるようになっている。

 しかし、文化や生活習慣が異なってしまう場合、想像が変わってしまう。想像が変わるということは、同じ言葉から感覚を共有できないということを意味しているのである。

 日本人のすばらしさは、その多くの人が同じ生活レベルで、同じような環境で生きている。機構などに関しては多少異なる場所がある(沖縄では雪が降らないが新潟や北海道は雪や氷に閉ざされる)が、それでも何か大きなレベルの違いがあるわけではない。もちろん貧困などに悩む人もいれば、逆に王侯貴族のような生活をしている人もいる。しかし、例えば一つの地区が全て貧困にあえいでいたり、内戦状態の難民キャンプのような生活をしているということはほとんどないのである。

 そのような人が多くいることによって、日本人はその生活レベルや文化レベルが、ある一定の例外を除いてはだいたいの部分で同じになっているのである。そのことから、「短い文章」で「同じような想像をさせる」ことができるのである。

 さて、今回そのようなことから“#10文字ホラー”が出てくることになったのである。内容まですべて見ているわけではないが、しかし、その内容を見れば、かなり様々な想像ができることになる。

 「誰も居ないのに顔認証」「私が来ても開けないで」「今、目、あったよね?」「確かに窓は閉めたはず」<上記より抜粋>

 まさに、このような内容を書いても、多分日本人というか日本の文化を魂レベルで理解できる人しかその恐ろしさはわからない。ホラーに感じるのではなく、楽しいと感じてしまうのではないかと思うものもある。このように「レベルが同じである」ということが日本のすばらしさであり、そのためにみんなで同じように頑張ることができるのではないか。生活がある程度安定しているから、仕事に精を出すことができる。安心するということ、皆が同じであるということが、どれほど日本の強さになっているのであろうか。

 このようなことを表すことのできる日本語とその日本語を使うことのできる文化が、日本のすばらしさの原点にあることは間違いがないのではないか

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

0コメント

  • 1000 / 1000