「宇田川源流」【土曜日のエロ】 コロナウイルス禍で性交渉が減少してしまうという悲しい現実

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 コロナウイルス禍で性交渉が減少してしまうという悲しい現実


 今週も土曜日のエロの日になった。気が付けばすでに6月である。今年もコロナウイルスといっている間にいつの間にか夏になってしまった。何もしないうちになんとなく時間だけが過ぎてゆくという感じがなんとなくいやな感じがするのである。

 さて、そのような中今週は何があったかといえば、本当に大したニュースもない一週間であったような気がする。報道を細かく見れば、イギリスがTPPに入るとか、様々な良い話があるのだが、残念ながら日本の報道機関はそのような「本当に重要な」ニュースは何もしない。コロナウイルスの話ばかりで、それもそのことで「不満と不安」を煽り立てて何か事件にして政治を批判することしかしない。はっきりいって日本の報道機関を信用してみている人は、本当に世界に取り残されてしまうというような気がするのである。

 昔「テレビばっかり見ていると、今にしっぽが生えてくる」というようなCMがあったが、まさに、日本のテレビは見ていると、馬鹿になるとしか言いようがない。そのような日本のテレビの中で、今週大きく取り上げたのが、東京の立川にあるホテルで、19歳の未成年(少年という気はしない)が風俗嬢を70ヵ所も刺して殺した事件。

 19歳の男の供述のよれば、風俗嬢がいるから少子高齢化になるとか、殺人の動画を見て心中動画を撮りたくなったとか、まあ、はっきり言ってしまってなんだかよくわからない供述である。まあ、風俗嬢がいるから少子化というのは、わかるようでわからないわけで、日本も外国も、売春婦がいても少子化になったことはないわけでありまた、風俗嬢に「筆おろし」をしてもらって、様々な経験をしたというようなことも十分にありうるわけである。

 残念ながら、このようなことを言う人が出てくるというのは、なんとなく「教育」と「環境」特に「子供たちに入ってくる情報」がおかしいわけで、現在の社会状況、特に教育者といわれる学校の先生方には、非常に大きな問題があるということになる。

コロナで性交渉減少 外出減が原因、妊娠届も5%減に

 1965年、北米で大停電が起き、多くの市民が自宅待機を余儀なくされた。結果、ニューヨークで急上昇したのが出生率である。ところが、コロナ禍は日本人の出生率にとって逆効果だった。調べたのは厚生労働省である。

 調査結果が明らかになったのは今月12日。厚労省の研究班によると、昨年1~10月の妊娠届が前年同期比で5%も減少したという。原因として浮上したのが、性交渉の減少である。子育て支援や不妊治療も大事だが、たしかに、すべきことをやらなければ出生数が増えるわけがない。

 同省の補助金を受けて実際に調査を担当したのは、一般社団法人「日本家族計画協会」の北村邦夫会長らである。

 調査は、昨年10月に行われ、対象期間はコロナの感染拡大が始まった昨年3月下旬~5月下旬の約3カ月間。20歳~69歳の男女9990人に対してインターネットによるアンケートを実施した。おそらく、性交渉に関する公的な調査としては過去最大の規模だろう。

 北村邦夫会長が言う。

「当協会では2002年から『男女の生活と意識に関する調査』を続けていまして、今回の調査はその延長になります。調査項目は性交渉だけでなく、男女間の暴力、コロナ禍での精神状態などにわたっており性交渉だけに焦点を絞ったわけではありません。ただ、セックスレスは調査を重ねるごとに増えていまして、少子化の大きな原因と考えられる。それがコロナでどんな変化があったのか、調べてみる必要があると考えました」

 それによると、最も多かったのが、性交渉を「しなかった」と答えた人で49・8%(男性39・5%、女性59・8%)だった。「減った」と答えた人は7・9%(男性9・4%、女性6・4%)。それらの理由については「外出を控えた」(男性45・7%、女性42・1%)ということのほか、「機会がなかった」(男性26・4%、女性20・9%)も挙げられた。

 外出減でセックス減とは、これいかに。

「アンケートで『性交渉が減った』と答えた人は、20代の男女が顕著に多かった。これは『外出を控えた』との回答が多い世代と合致します。『3密』を避ける感染対策は必要ですが、恋人(あるいは夫婦)同士でも、接触を避ける風潮があったということですね。長引く自粛要請などで行動を制限したことが、若者の性交渉の頻度に影響を与えていると思われます」(同)

 まさしく、自粛ムードが日本を滅ぼす。

「週刊新潮」2021年5月27日号 掲載

2021年05月30日 05時56分 デイリー新潮

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12280-1089774/

 さて、では正しい性交渉を教えなければどうなるのであろうか。現在の社会環境は「性交渉を行うことは悪」であるというようなことを教えている。私などからすれば「男性から相手にされなくなったオバサンが、青少年のためと言いながら、自分の嫉妬心を表に出して他人の性交渉を邪魔している」としか言いようがない、性に対する全くわけのわからない価値観と、同時に、そのようなことを言うこと自体も気を遣う「セクハラという概念」を持ち出したことのによって、子供たち、とくに青少年が「逆な意味で健全に育っていない」つまり、男女が相手を求めなくなってきているのではないかという気がするのである。

 さて、今回のコロナウイルスというのは、いったい何をしたのであろうか。実は「人と人が触れることを敬遠させた」ということに他ならない。では、そのことがもたらす悪影響とは一体何であろうか。

 それは「男女の正常な性交渉が行われない」というか、もっとひどくなれば「人間を病原菌としか見なくなって嫌いになってしまう」ということになるのである。このことによって、本来であれば「巣ごもり生活」を強要されていて、まあ私たちの世代であれば「友達の家に行って二人で勉強する」(私は男子校であったのでそのような経験はないのであり、大学でもあまりそのようなことはなかった)というような、かなりうらやましい状況から、なんとなくいい雰囲気になるというようなことは全くなくなってしまっているのではないか。

 そもそも、人と人を交流させない、男女を一緒にさせないというようなことが大きな問題になっているのであり、そこの垣根を超えているのが猥褻なオジサンと教職員ばかり、たまに警察官が勤務中になんかやっているという状況では話にならないのである。19歳の少年という立川の犯人は「風俗嬢が少子化を助長する」のではなく「このような性的な教育を忌避し、正しい知識を与えない現在の教育と社会が悪い」と考えてくれれば、あのような悲惨な事件は起きなかったのではないかという気がするのである。

 最も多かったのが、性交渉を「しなかった」と答えた人で49・8%(男性39・5%、女性59・8%)だった。「減った」と答えた人は7・9%(男性9・4%、女性6・4%)。それらの理由については「外出を控えた」(男性45・7%、女性42・1%)ということのほか、「機会がなかった」(男性26・4%、女性20・9%)も挙げられた。<上記より抜粋>

 まさに、「外出が減った」ということが、「性交渉の機会を奪った」ということになり、まさに、そのような内容を放置している、つまり「自分の部屋が秘め事を行う場所ではなくなった」ということが、おおきな変化なのかもしれない。まあテレワークなどで「職場化」してしまった家で何かするというのもよくないのかもしれないし、してしまって画面越しにばれてしまうのもよくないのかもしれない。しかし、そんなことではなく、もっと「楽しむ」ということが必要なのではないか。

 自分たちの権利ばかりではなく、将来の日本や子供たちのことを考えるべき、その時にエロは重要な考えの基軸ではないかと思うのである。

宇田川源流

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