【有料メルマガのご案内】「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」 第41話 旧ソ連の各国に起きるロシアの影と旧東ヨーロッパ的な国家観考 4 いまだ戦争中のアゼルバイジャンとアルメニアの対立
「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」
第41話 旧ソ連の各国に起きるロシアの影と旧東ヨーロッパ的な国家観考
4 いまだ戦争中のアゼルバイジャンとアルメニアの対立
今回はロシアのの影と旧東ヨーロッパ的な国家間に関して、アゼルバイジャンとアルメニアの対立に触れながら見てゆきましょう。
というのは、この対立紛争に関しては今も継続係争中なので、その結論がまだ見えていないのです。
そのために、その原因と、そこにおけるロシアの影響を見ながら、ロシアの考え方をまとめに結び付けたいと思います。
アルメニアとアゼルバイジャンの間にある「ナゴルノ・カラバフ自治州」をめぐる争いがあります。
この土地は古くからアゼルバイジャン人とアルメニア人の間で構想があったのですが、旧ソ連が支配している間は、そこをソ連が強権的に抑えていたのです。
ゴルバチョフ書記長によってペレストロイカが発動されると、アルメニア人がナゴルノ・カラバフ自治州の編入を求めるようになりますが、ゴルバチョフ書記長はこれを拒否します。
1988年2月20日、ナゴルノ・カラバフの州都ステパナケルトの病院で2人のアゼルバイジャン人の女子研修生がアルメニア人によって強姦されたという事件が起きます。
この事件を発端に、ナゴルノ・カラバフ内部からアゼルバイジャン人の排斥が行われるようになり、自治州のアスケラン地区で発生した衝突により2人のアゼルバイジャン人が死亡し、50人のアルメニア人の村人と人数不明の警官及びアゼルバイジャン人の群衆が負傷する事件が発生します。
このアスケラン事件に復讐する形で、アゼルバイジャン人によるアルメニア人に対する虐殺が始まります。
いわゆる「スムガイト事件」です。
公式発表では26人のアルメニア人と6人のアゼルバイジャン人が死亡したとされています。
この事件は不良グループによる暴力事件が虐殺に発展したとの見方が一般的だが、アゼルバイジャンでは、事件を煽動したのはアルメニア人あるいはKGBであるとの説が繰り返し報道され、定説化しているのです。
ちなみにこの時期、KGBで活躍していたのは今のロシア大統領のプーチンですが、この事件に関与しているかどうかは不明です。
ソ連崩壊後はアルメニアへの合流を求めてナゴルノ・カラバフ自治州はアルツァフ共和国(ナゴルノ・カラバフ共和国)として1991年9月2日に独立宣言を発し、現在も独立状態を保っているのです。
しかしアブハジア、南オセチア、沿ドニエストル以外に独立を承認している国はなく、しかも全て一部・未承認国家であるため、あくまで事実上独立した地域であるとしか言えない感じで、今もアルメニアとアゼルバイジャンで領有を争っているという感じです。
1992年から94年まで続いたナゴルノカラバフ戦争が発生し、この戦争では民族浄化の嵐が吹き荒れ、約3万人の死者と100万人の難民が出ています。
この1994年、ロシアが仲介して停戦が行われているが、・・
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