【有料メルマガのご案内】「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」 第41話 旧ソ連の各国に起きるロシアの影と旧東ヨーロッパ的な国家観考 2 クリミア問題に見るロシアの海軍と黒海支配

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第41話 旧ソ連の各国に起きるロシアの影と旧東ヨーロッパ的な国家観考

2 クリミア問題に見るロシアの海軍と黒海支配



 第41話では旧ソ連の国々のロシアの介入と思われる騒乱や政情不安について考えています。

今回はロシア自身が「介入している」と認めているウクライナのクリミア半島についてです。

そもそもクリミア半島とは、古代タウリカといわれていました。

ギリシア神話において、タウリカはミケーネの王女イピゲネイアの物語の舞台として登場してくるのが、文献では最初かもしれません。

紀元前5世紀に、ギリシア人は黒海沿岸に植民を広げます。

ギリシアの後ローマ帝国の一部となり、中世にはキエフ公国、東ローマ帝国、その後モンゴル帝国、ティムール、クリミアハン国が占領するというように、ヨーロッパとアジアの双方に占領されその国の一部になります。

 この間に、キリスト教とイスラム教、双方が入り込むことになりタタール人とテュルク系民族の末裔であるが、クリミア・ゴート人やジェノヴァ人が定住するようになってきます。

クリミアハン国は、イスラム教系住民の多くの人が入ることになり、その後オスマントルコ帝国の支配下にはいります。

独立を保ちながら朝貢国になるというような感じでした。

1774年、露土戦争(1768年-1774年)に敗れたオスマン帝国はクリミア・ハン国の宗主権を放棄させられ、名目上独立したクリミアハン国はロシア帝国の影響下に入ることになります。

1853-1856年、オスマン帝国の分割に伴う勢力圏をヨーロッパの列強が争った一環として、フランス、イギリス、オスマン帝国、サルデーニャ王国およびナッサウ公国の連合軍とロシア帝国が激突したクリミア戦争が起こります。

この戦争によって、クリミア人の多くは、戦禍を逃れて故郷を離れることになります。

このことによってクリミア戦争以降、「先祖伝来」というような話がなくなり、また、地域社会も分断されてしまったことから、ロシアが統治しやすくなったということになります。

またこのクリミア戦争では「黒海艦隊」が重要な役割を占めます。

もともと、ロシアにおいて海軍の活躍する「凍らない海」が少なかったために、黒海艦隊の拠点となるクリミア半島の重要性が再認識されるということになるのです。

クリミア半島は、第二次世界大戦でもドイツとソ連の激戦地の一つとなります。

東ヨーロッパのスラブ人を駆逐し、ドイツ人を植民するという東部総合計画に基づき、ナチス・ドイツは東方生存圏の一部としてクリミア半島を征服、植民しようとしました。

しかし、山岳部に立て籠ったレジスタンスに手を焼き、消耗戦になり、最終的にドイツ軍が敗戦します。

ドイツを敗戦に導いた地であるということから、終戦に向けた会議であるヤルタ会談がこのクリミア半島のヤルタで行われています。

そのようにして戦ったクリミア半島ですが、・・

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宇田川源流

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