「宇田川源流」<現代陰謀説> アメリカ大統領選挙の第一回候補者討論会に見る「政策を言わないで勝とうとする民主党」

「宇田川源流」<現代陰謀説> アメリカ大統領選挙の第一回候補者討論会に見る「政策を言わないで勝とうとする民主党」


 金曜日は「現代陰謀説」である。現代の陰謀をわかりやすく解説しようと思っている。もちろん、陰謀であるから私自身が見破っていない内容もあれば、知っていても書けない内容、または知ってはいるけれども、どうやって解説をしてよいかわからないような陰謀も存在する。陰謀が複数絡まって、見えなくなったり、あるいは、その背後組織が解説できなかったり、二つの組織の陰謀がいくつも重なっているものなど、様々存在する。それらの陰謀をなるべくわかりやすく、できれば「一言」で解説できるような感じの者があればよいと思っているのであるが、なかなかそのようなものはなく、この連載もちょっと苦労しているものである。

さて、「民主主義に対して仕掛ける陰謀」が最も華やかになるのが、「マスコミ」と「選挙」である。日本人などはそのような内容にすぐに引っかかってしまう。特に団塊の世代という人々が引っ掛かりやすい。

団塊の世代とは何か。単純に、戦争直後生まれで、「自分たちが日本を作った」というような自負と、戦前派の人々の「国に対する責任と義務感」に対して、反発と不満しか持てない人々ということができる。

なぜ反発と不満を持ったかといえば、当然に、そのような国に義務を尽くしても戦争に負けたからである。この世代は政府に反発することが国の正常化だと思い政府というものを完全に悪と利権の塊でしかないと思っている。それでありながら、国の金や国の制度を利用するという、自己矛盾の存在になっているのである。

さて、本日は日本の団塊の世代の分析ではない。ただ「国に対して不満を持ちながら国に対して何かを求める集団」というのは、どの国でもいるものである。実際のところその「不満の共有がどのようにして行われるか」ということが大きな問題であり、アメリカの場合は「貧困」と「差別」であるということになる。

黒人やヒスパニック系と白人の間の対立が大きくなり、その差別感覚が政治に大きく影響するということになる。そこにコミンテルン側の陰謀が炸裂したのが過去の第二次世界大戦であるといえる。では現代はどうであろうか。


米討論会 CNN「敗者は国民」

 11月3日の米大統領選を前に、共和党候補の現職トランプ大統領(74)と、民主党候補バイデン前副大統領(77)の初の直接対決となる第1回候補者討論会が29日夜(日本時間30日午前)、中西部オハイオ州クリーブランドで開かれた。

 トランプ氏は、バイデン氏の発言中に何度も割り込んで持論の主張を繰り広げ、司会者にたびたび制止されるなど、現職大統領らしくない言動を連発した。新型コロナウイルス対応や所得税未納問題など自身に批判的な論評には、自身の正当性を強調し続けた。

 候補者討論会は、大統領選投票前のメインイベント的な位置付けだ。討論は90分続いたが、討論会の模様を生中継していた米CNNテレビでは、中継後、記者が「これは討論会とは言えない。ひどいディベートだった」「勝者はいない。負けたのはアメリカ国民だ」と酷評するありさまだった。

2020年09月30日 14時34分 日刊スポーツ

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12168-09300429/


トランプ氏とバイデン氏応酬

 【ワシントン時事】11月3日の米大統領選を控え、共和党候補トランプ大統領(74)と民主党候補バイデン前副大統領(77)による初のテレビ討論会が29日夜(日本時間30日午前)、オハイオ州クリーブランドで開かれた。新型コロナウイルス対応などをめぐり激しい応酬を繰り広げ、双方が互いの発言中に非難し合うなど混沌(こんとん)とした展開になった。

 CBSテレビによると、討論会の勝者を問う世論調査で、48%がバイデン氏、41%がトランプ氏と回答した。

 討論会は約90分開催された。新型コロナをめぐり、バイデン氏はトランプ氏が2月にウイルスの深刻さを知りながら国民に知らせなかったと指摘。「彼がパニックだったか、株式市場を気にしていた」とトランプ氏の対応を非難した。

 これに対しトランプ氏は「あなたはちっとも賢くない」と応酬。自身でなければ「数百万人が死んでいた」とコロナ対応を正当化し、ワクチンは「あと数週間でできる」との見通しを強調した。バイデン氏は「私たちはあなたでなく科学者を信じる」と主張した。

 一方、バイデン氏は黒人差別問題で、トランプ氏が差別的憎悪をあおり、国民を分断したと詰め寄った。トランプ氏は「国民は法と秩序を求めている」と反論し、バイデン氏を「過激左翼の言いなり」と非難した。

 バイデン氏は選挙結果について「勝敗にかかわらず受け入れる」と表明。トランプ氏は郵便投票の増加を踏まえ「何万もの票が操作されている限り、賛成できない。選挙結果の確定に数カ月かかるかもしれない」と述べ、言質を与えなかった。

 トランプ氏が所得税をほとんど払っていないと報道されたことについて、トランプ氏は「数百万ドルを払っている」と主張したが根拠は示さなかった。 【時事通信社】

2020年09月30日 12時56分 時事通信

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-810093/


 第二次世界大戦の時に、本来は「共産主義」ということが世界中で大きな問題になり、ソ連の拡大を欧米列強が封じるという動きになっていた。しかし、それをソ連の工作によって、アメリカやヨーロッパの目をソ連から外させて、日本やドイツに向けさせた。後のFBI長官のフーバーはそれをうまく分析しているし、日本ではゾルゲ事件として、有名になっている。アメリカと日本を対立させ、そして満州国などソ連が南下しようとしている場所をふさいだ日本をつぶさせることによって、漁夫の利を得るということが当時のスターリンの最も大きな野望であった。そのことは1945年8月になって日ソ不可侵条約の一方的な破棄という形になり現在の北方領土問題につながる。同時に、その時の満州国の問題や台湾の問題が、内モンゴル(当時は満蒙といっていた)やウイグルなどの「旧騎馬民族系」と「チベット」の問題につながってくるのである。

さて、現在に目を移そう。

現在アメリカは、中国との間に大きな貿易戦争が行われていた。この目をそらすために何をするかといえば、当然に、まずはアメリカ国内の世論を変えるということになる。そのことがアメリカ大統領選挙において行われた。

本来今回の「テレビ討論会」は「討論」である。よって、トランプとバイデンの二人が意見を戦わせるものであり、国民に対して政策を訴える場ではない。しかし、バイデンは自分の政策を言うことはなくそのまま政情不安を言うだけで、あとは何も言っていない。

左翼が行うのは「共産主義が素晴らしい」という主張はしない。彼らが言うのは、「民主主義は良くない」「現状の政権は良くない」と現状否定を行うだけで、実際のところ、その現状否定をする帰結として、「二者択一的に左翼系の政権に投票するように仕向ける」ということになる。そして権力を握ってから、その権力を利用して支配を強めるという手法である。

そのように考えればオバマ大統領も「チェンジ」とは言ったが、「どうチェンジするか」入っていない。これは国民の不満をそのまま収攬しながら、その不満が多岐にわたることを利用し、その不満を利用するという方法であって、自分は何も公約しないということになってしまっているのである。

まさに今回の討論会の内容はそのような状況だ。結局バイデン氏は目を見ることはなかったし、トランプ大統領は相手をしとめることができなかった。国民が敗者だというが、まさにこの二人から選ばなければならない状態であり、その内容が全く話にならないということになる。そして「討論会を不在にした」ということが左翼の陰謀であるということに気付くべきではないか。

ではこの語どうなるのか。バイデンになれば当然に、米中が蜜月気になり、満州事変と同じように日本や第三国が血祭りにあげられる。そしてその後冷戦となるのである。

歴史は繰り返すというが陰謀も繰り返される、なぜならば国民が学ばないからである。

宇田川源流

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