「宇田川源流」 内閣総理大臣に見る高校の学閥というものの考え方
「宇田川源流」 内閣総理大臣に見る高校の学閥というものの考え方
本日のブログは、本当に私が書きたかったところである。はっきり言って手前味噌であり、また私の自分勝手でもあり自慢話でもあり、まあ、今日の文章はあまり読ませられるようなものではないので、あんまり読まないでいただきたいし、まあ、短くしてみよう。
よく「最終学歴」ということを言う。しかし、実際のところ、人格が形成されるのは、だいたいの場合「思春期」つまり「中学・高校」時代である。日本の場合、中学と高校の時代に真ん中に高校受験というものがあり、そのために思春期の多くの時間を勉強に傾けなければならない。そのうえ、なぜか学歴社会というものがあり、最終学歴で物事を決めたり、社会人になってから出世が変わったりしてきていた時代が長く続いていたために、結局「良い高校・良い大学」というような感じになる。その「良い」というのは、そのまま「偏差値が高い」というよなことになってしまうのである。
しかし、では東京大学に行ったからといって、本当にその人は出世するのかまたはその人は本当に幸せになれるのかといえば、必ずしもそのようなものではない。価値観は多様にあるし、また、本人がやりたいことと、やっていることが全く異なってしまうことが少なくないのである。
このように考えると「偏差値」よりも、実際に社会人になってみると「人格や人物・人望」の方が重要であるということがわかる。問題は「人格(まとめて)」は数値などで評価できないということであり、そのために客観的な基準を作ることができないばかりか、教える側、今でいえば、先生という人々もわいせつ犯罪などを起こしてしまう人が増えてしまって人格者が少なく、人格形成を教えることができない人が少なくない。まして現在の小学校や中学校のカリキュラムには道徳という項目がないので、何も教えられないということになってしまうのである。
そのような状況で「偏差値偏重」になってしまうとどうなるのかということが大きな問題になる。
岸田文雄氏惨敗で開成OB落胆「政界の名門高校人脈」を紐解く
菅義偉氏が第99代総理大臣に指名され、新しい内閣が動き出した。首班指名に先立つ9月14日の自民党総裁選では大差で菅氏が勝利。300票近い差をつけられて2位に終わったのが岸田文雄・前政調会長だった。その結果を受け、「早々に勝てないとわかっていたとはいえ、今回もうちの母校から総理大臣が出せなかった。改めて悔しさがこみ上げてきます……」と話すのは、40代の霞が関官僚だ。
この霞が関官僚は開成高校から東京大学に進学した経歴の持ち主。東大合格者数で30年以上連続して全国1位の開成高校だが、意外なことにこれまで卒業生から総理大臣を輩出したことはない(戦前に前身の「共立学校」を出た岡田啓介元首相がいるのみ)。
「同じ男子御三家でも、麻布OBには橋本龍太郎さん、福田康夫さんという2人の総理大臣経験者がいるし、武蔵も旧制武蔵高等学校時代の卒業生に宮沢喜一さんがいる。開成は東大合格実績では他を圧倒しているのに、永田町の出世争いでは後塵を拝してきたのです」(同前)
岸田氏の総理就任は、政官界の開成OBにとって悲願だった。2017年に発足した「永霞会(永田町・霞が関開成会)」には、開成卒の国会議員や霞が関官僚約600人が所属し、岸田氏が初代会長に就任。発足時期からして「ポスト安倍レース」で岸田氏を支援するためのOB組織だとみられてきた。
「今年の2月にも永霞会の会合があったが、来る総裁選をにらんでのものだったされています。派閥領袖である岸田氏が総裁選での勝利を目指す上では、自らがトップを務める宏池会の議員に加え、他派閥の議員にどれだけ支持を広げられるかがひとつのカギとなる。開成OBの集まりであれば、他派閥の議員も隠し立てすることなく参加できるので“仲間づくり”の場にはうってつけです。また、総理・総裁を目指す上では、政策ブレーンとなる官僚も必要。会合には、岸田氏が霞が関人脈を広げる狙いもあったとみられている」(大手紙政治部記者)
しかし、急転直下の安倍辞任を受け、主要派閥が雪崩を打って“菅支持”を打ち出すと、岸田氏はなすすべもなく敗れ去り、開成OBの悲願はまたしても叶わなかった。
「同じ高校出身だからといって、永田町・霞が関でここまでの連帯感を見せるのは、開成くらいのものではないか。岸田氏と同じく、今回の総裁選で敗れた石破茂・元幹事長は塾高(慶應義塾高校)出身で、同校は国会議員を数多く輩出しているが、OBたちにそこまでの連携は感じられない。塾高OBの竹下亘・元総務会長、石原伸晃・元幹事長は派閥トップとして菅支持を決めたし、中曽根弘文・元外相(二階派)、河野太郎・行政改革担当相(麻生派)らにも石破氏を支援する動きはなかった」(同前)
連帯感が強いとされる開成卒の顔ぶれをみると、安倍官邸で内閣情報官、そして国家安全保障局長を務めた北村滋氏や武藤敏郎・元大蔵次官(現・東京五輪組織委事務総長)ら大物官僚のOBが多い。開成学園の現理事長を務めるのも丹呉泰健・元財務次官だ。その一方、政治家の数は決して多くない。
「開成は猪突猛進のガリ勉タイプが多いので政治家よりも官僚として実績を残す人が多いのではないか。対照的なのが麻布で、地道にコツコツと積み重ねることは苦手だけど、奔放で発信力のあるタイプが目立つ。政治家に向いているのだと思う」(麻布OBの永田町関係者)
たしかに政界の麻布OBに目を向けると、橋本氏、福田氏という総理大臣経験者以外にも松野頼三・元農林相、平沼赳夫・元経産相、与謝野馨・元官房長官、谷垣禎一・元自民党総裁、丹羽雄哉・元厚生相、中川雅治・元環境相、鈴木俊一・元環境相、中川昭一・元財務相ら閣僚経験者を数多く輩出している。麻布出身の政治家を支援する「麻立会(まりゅうかい)」というOB組織もある。
政・官・ビジネス界で異彩を放つ麻布卒業生たちに幅広く取材し、新著『麻布という不治の病 めんどくさい超進学校』(小学館新書、10月1日発売)をまとめた教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏はこういう。
「麻布卒業生に政治家が多いといっても、ひとくくりにはできないでしょう。与謝野氏や谷垣氏が自民党内でもリベラルな立場だったのに対し、平沼氏や中川昭一氏は右派的な立ち位置が鮮明でした。同じ高校だからといって、全員がつるんでいるとはいえません。ただ、派閥のなかでの人間関係が基本となる自民党において、同じ高校の先輩・後輩の関係があることで派閥を超えての相談がしやすいといったことはあるそうです」
おおた氏の新著では、宏池会所属の谷垣氏が他派閥の橋本氏(経世会)や与謝野氏(志帥会→無派閥)と交流があったというエピソードを明かしている。
ただ、その麻布OBも現職国会議員を見渡すと“総理候補”は見当たらない。その一方で今回、総理の椅子に座る菅氏は秋田県立湯沢高校の卒業生。総裁選の当日、湯沢市内のホテルには地元後援会員とともに、湯沢高校時代の同級生らが集まり、菅氏が同校OB初の総理大臣となることが決定づけられた瞬間には万歳三唱が沸き起こった。政界を「高校人脈」という観点から紐解いていくのも、また興味深い。
9/18(金) 7:05NEWS ポストセブン
https://news.yahoo.co.jp/articles/38ba59e237b8abbfa4c83b0b7fbab751dc9c43c4
まあ、批判も少なくないがあえて言うと、上記にあるように「開成高校」というのは、私の考えるところ「官僚養成学校」であり「政治家養成学校」ではない。頭は固いし、物事の根源というものがあまり良く考えない。
現在の学校受験で偏差値を高くするには「知識」と「記憶」を増やせばよいだけであり「知恵」や「教養」は全くといっていいほど必要はない。また知恵や教養を示したところでそれを示すことのできる人がいない。何しろ大学教授の中には松任谷由実のような歌手に、政治の件で、それも安倍首相の辞任に関してお疲れさまと当然のことを言っただけで「死んだ方がよい」などと言って炎上してしまう。そのような人が教鞭をとっているのであるから、全く人格などは審査できるはずがないのだ。
しかし、そのような人の審査を受けなければ大学生にはなれない。その受験の担当官僚のトップをやっていたのが前川喜平(麻布卒)なのであるから、まあ、どうにもならないと思う。何しろ貧困の調査といって若い女のいる店に行ってお小遣いをあげて帰ってきているのであるから、あまりにもおかしいとしか言いようがない。
男女逆差別、年齢差別、そもそもそんな店に行き金を配ってほうっく所もないというのであるから、単純に風俗営業で遊んでいただけではないか。
そんな人が文部科学事務次官なのですから、日本の教育に期待できるはずがないのである。
東大合格者数で30年以上連続して全国1位の開成高校だが、意外なことにこれまで卒業生から総理大臣を輩出したことはない。<上記より抜粋>
まあ、ようするに「記憶したものを吐き出す」といいうことで偏差値が高くても、それはい議員や一般国民の理解を得られないということになるのである。
まあ、これ以上言うと私の母校の自慢話になるので、今日は短めで止めておくが、実際に、橋本龍太郎氏や、与謝野馨氏、中川正一氏など、卒業生から見ると「臭いでわかる」というところがあるのだ。
またその個性は、上記にあるように「つるんでいるわけではないが、先輩後輩でのつながりはある」という中々面白い関係。単純に編札で競争しているというものではない何かがあると感じる。
人格や人望、それを教育する高校があってもよいのではないか。
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